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ダービー卿CTは複勝率50%の前走1600万組を狙え!

競馬
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ここ10年で馬連万馬券は0

3月30日(土)に中山競馬場で行われるのがダービー卿CT(GⅢ・芝1600m)。正直、このレースに対してはあまり印象が残っておらず、ゲームセンターのメダルゲームでは荒れるイメージがあるくらいだ。

ただ、実際のレースではここ10年で馬連万馬券は0。勝ち馬もピンと来ないのだが、過去10年を見ると、モーリス(のちに香港GⅠ3勝など)、トウケイヘイロー(のちに重賞3勝)、ショウワモダン(のちに安田記念制覇)など意外にも数多くの名馬がいる。なぜ記憶にないかというと、まだ大成する前だからなのかもしれない(私の記憶の悪さがあるかもしれないが…)。

モーリス、トウケイヘイローは前走1600万下を勝ってここに挑んで勝利。ショウワモダンはこのレースが重賞初勝利だったのである。意外に登竜門としてのレースなのか?そうであるなら、これを機に今後のためにもしっかり覚えておきたいレースである。

大事な4つの条件

先ほど挙げた3頭中2頭が前走1600万下勝ちということで「前走別の成績」を調べてみた。

前走クラス別成績

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勝ち星を見ると1600万下、OP、GⅢとも互角だが、1600万下からここに挑んでくる馬は勝率25.0%、連対率41.7%、複勝率50.0%といずれもかなりの好成績となっている。

続いてハンデ戦なので、「斤量別成績」を見ていく。

斤量別成績

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斤量が53.0kg以下の馬は軽視してよさそう。下のクラスで負けてここに挑む馬、近走成績が悪い馬はハンデが軽くなる傾向があるので、「前走着順別成績」も調べてみた。

前走着順別成績

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やはり前走、ある程度の成績を残している馬がこのレースでも好成績を収めているようだ。勢いが大事という証拠でもある。

最後に目立ったデータがあった。

前走の競馬場別成績

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このレース、過去10年で前走中山か阪神を使った馬の成績がかなりいいのだ。2011年は阪神で行われたのでこれを除いた9レースのうち、前走が中山・阪神だった馬は、勝ち馬と2着馬ではそれぞれ8頭ずつ、3着馬では7頭と、かなりの確率で馬券に絡んでいることになる。

4つの条件を満たす馬は1頭

前述のデータから、以下の4つの条件を満たしている馬を狙いたい。
・1600万から挑む馬
・斤量は53.5kg以上
・前走、ある程度の成績を残している馬
・前走中山か阪神を使った馬

該当馬は1頭。フィアーノロマーノだけである。

あとは、「前走中山か阪神を使った馬」には該当しないが、3つの項目をクリアしたダイアトニック、この条件で成績のいいディープインパクト産駒、前走中山か阪神を使った馬のデータを考慮し、プリモシーンとカツジを推奨したい。

馬券はこの4頭の馬連ボックスで勝負する。