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キタサンブラック産駒は短距離馬を輩出?2020年以降産駒がデビューする種牡馬の血統

2019 2/27 15:00門田光生
キタサンブラック,Ⓒ明石智子
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来年産駒がデビューする種牡馬

前回は今年産駒がデビューする種牡馬、今年スタッドインした種牡馬を紹介した。そこで、今回は社台スタリオンに繋養されている、来年産駒がデビューする種牡馬、今年産駒が誕生した種牡馬についてレビューしてみよう。

来年産駒がデビューする種牡馬はドゥラメンテ、ミッキーアイル、モーリスがいる。中でもドゥラメンテ、モーリスは超一流の能力を持った馬で、当然ながら種牡馬としての期待も高まる。 ドゥラメンテはダービーも勝っているが、個人的には4コーナーで「馬がワープした」といわれる皐月賞が圧巻だった。

ドゥラメンテ

ⒸSPAIA

故障を発症し志半ばで引退したが、今後のことを考えると余力を残して種牡馬入りしたのはプラスに取れる。この馬の課題は2つ。1つ目は激しい気性が産駒にいい方向に伝わるかどうか。2つ目はサンデーサイレンス×キングカメハメハという、二大巨頭の血を引いていて、この血を引く国内の良血牝馬に付けられないのは大きなハンデ。とはいえ、底知れぬポテンシャルと超のつく血統の良さはやはり魅力。父が果たせなかった凱旋門賞制覇の夢を継ぐ産駒が現れることを期待しよう。

モーリスは国内成績もさることながら、香港で異なるGⅠを3勝した世界的名馬。

モーリス

ⒸSPAIA

最も種牡馬として評価されるのはマイルでのパフォーマンス、というのが世界の潮流。そのカテゴリーに関しては近年で最強といって過言ではない。当然ながら、種牡馬として成功する確率もかなり高いだろう。

今年産駒が誕生した種牡馬

今年産駒が誕生した種牡馬はイスラボニータ、キタサンブラック、サトノアラジン、ドレフォン、そしてロゴタイプの5頭が該当。やはりファンが一番気になるであろうキタサンブラック、そして海外からの輸入馬ドレフォンの2頭に焦点を当ててみる。

キタサンブラックは国内のGⅠを7勝した名馬だが、それ以上に歌手である北島三郎氏の持ち馬としての方が有名かもしれない。

キタサンブラック,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

ひょっとすると、オグリキャップ以降で最も一般の人々に名が知れた競走馬かもしれない。キタサンブラック自身は中~長距離に適性があったが、母の父に短距離王者のサクラバクシンオーが入っているように、短い距離に適性がある産駒が出現しても驚かない。また、体格の良さと体質の強さも大きな強みになるはずだ。

ドレフォンはBCスプリントなどアメリカの短距離GⅠで活躍した馬である。

ドレフォン,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

父はストームキャット系のテイルオブザキャット。この系統は欧米で大成功を収めているが、日本では父より母系に入って良さが出るイメージ。血統構成から考えて産駒はダートの短距離が活躍の場だろうが、本領発揮は母の父としてかもしれない。

《ライタープロフィール》
門田 光生(かどた みつお)
競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。編集部チーフも兼任。本社予想、「最終逆転」コーナーを担当。現在、サンケイスポーツにて地方競馬の記事を執筆中。

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