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角居先生が小倉に出走させる時は勝負の証し! 小倉大賞典はタニノで決まり

競馬
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波乱傾向のレース

2月17日(日)に行われる小倉大賞典(GⅢ・芝1800m)。昨年は1番人気トリオンフが勝ったが、2着には15番人気のクインズミラーグロが入って波乱のレースとなった。ちなみに昨年は4年ぶりに1番人気の馬が勝利しているが、過去10年(2010年は中京開催)で1番人気が2勝しかしておらず、今年も波乱のレースとなるのだろうか?データから予想していこう。

角居厩舎の圧倒的な成績

下記はこの時期の厩舎別データである。注目はタニノフランケル、レトロロックを管理する角居厩舎。

過去10年のこの時期の厩舎別成績

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小倉競馬場はこの時期、ローカル扱い。夏も小倉開催はあるが、中央場所(関西なら阪神、京都)がないので、関西圏の馬は長距離移動が嫌でも、小倉競馬場に使いに行かなければならない時がある。ただ、この時期は中央場所が開催されているため、わざわざ小倉まで足を運ばなくてもいいわけだ。この数字は、長距離移動をしてまで馬を使うからには勝ち負けを意識している証しではないだろうか。

次にハンデ戦ということで斤量別成績。

過去10年の斤量別成績

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軽すぎず、重すぎずがいいようだ。ハンデがある程度積まれるということは、ある程度の実力があるということ。そういう馬を狙ってみのも手。

最後に血統別データを。

過去5年の芝1800mの種牡馬別成績

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常連のディープインパクト、ダイワメジャー産駒が勝ち星もいいし、勝率、連対率、複勝率もいい。迷ったら素直にこの2頭の産駒を買いたい。

角居厩舎、ディープインパクト産駒

3つ挙げたデータにぴったりくる馬がいないのだが、今回は角居厩舎の数字の良さが際立っており、これを重要視したい。

本命はタニノフランケル。名牝ウオッカの仔が前走で重賞3着に入り、やっと兆しが見えてきたか。ここらで重賞のタイトルを取って、GⅠでも勝ち負けできるくらいになってほしいところ。ちなみに、タニノフランケルに乗る川田騎手は過去10年で4回騎乗して3勝。角居厩舎同様、川田騎手もわざわざ小倉に来るなら勝負になる馬でないと騎乗依頼を受けないのかもしれない。

相手は角居厩舎のもう一頭、レトロロック。こちらは小倉でオープン勝ちの実績。血統的に成績のいいディープインパクト産駒でもあり、押さえておきたい。

あとは脚質、年齢などのデータを取っても色が出ないので、シンプルに小倉の成績のいい馬を一頭挙げたい。それはスズカディープ。名前を見ての通り、こちらもディープインパクト産駒。この馬の欠点はディープインパクト産駒にしては決め手がないこと。オープンに上がってから結果が出ていないが、当地で4戦3勝。これはこの馬の立ち回りのうまさを象徴している数字と判断したい。オープン入りしてからは初めての小倉なので変わってこないか。

馬券はタニノフランケルの単複を厚めと、タニノフランケルから馬連でレトロロック、スズカディープで勝負。