ムチに輪ゴムが?
競馬ファンなら一度は騎手の華麗なるムチさばきに魅了されたことがあるのではないだろうか。皆さんはそのムチに関して、面白い事実をご存じであろうか?なんと騎手が使用するムチの持ち手の先端部分に輪ゴムが巻かれているのだ。今回のコラムではなぜ輪ゴムが巻かれているのか、どの騎手がムチに輪ゴムを巻いて使っているのかということについて調べてみた。
競馬ファンなら一度は騎手の華麗なるムチさばきに魅了されたことがあるのではないだろうか。皆さんはそのムチに関して、面白い事実をご存じであろうか?なんと騎手が使用するムチの持ち手の先端部分に輪ゴムが巻かれているのだ。今回のコラムではなぜ輪ゴムが巻かれているのか、どの騎手がムチに輪ゴムを巻いて使っているのかということについて調べてみた。
関係者を通じて現役騎手にその理由をうかがったところ、「落下防止のための滑り止め」でムチに輪ゴムを巻きつけているということが分かった。全員がそうしているわけではないが、騎手の間では一般的な知識として知られているそうだ。
実際に中山と東京競馬場で取材を行い、誰がムチに輪ゴムを巻いているのか調べてみたところ、クリストフ・ルメール騎手、石橋脩騎手、内田博幸騎手、岩田康誠騎手の4人が輪ゴムを巻きつけているのが確認できた。
ⒸSPAIA
ⒸSPAIA
中でも内田騎手は上記の写真を見ての通り、グリップの先端より少し上に輪ゴムを巻きつけていることが分かる。野球のバッターに例えるなら、バットを短く持つタイプと言えるだろう。