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今の馬場状態にぴったり!AJCCはジェネラーレウーノが軸に打ってつけ!

注目馬適性分布図,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

2000m以上のレースでは上がりがかかる

毎年1月の中山開催最終日に行われるアメリカクラブジョッキーカップ(GⅡ・芝2200m)。今年は11頭と手頃な頭数になったが、昨年の菊花賞馬フィエールマンの参戦もあり、注目が集まる。先週の3日間開催で行われた芝コースのタイムと勝ち馬の上がり3Fタイム、さらには馬場適性からAJCCを分析してみる。

先週は土曜日に雨が降ったものの、馬場状態にはほとんど影響がなく、むしろ乾燥しすぎていた芝にとっては恵みの雨となった。芝コースでは12レースが行われ、日曜日のニューイヤーS(L・芝1600m)では1.32.4と速い時計の決着となった一方、月曜日に行われた京成杯(GⅢ・芝2000m)は2.01.2と平凡なタイムに終わるなど、レースの展開ひとつで時計も変わってくる難しい馬場状態だった。

勝った馬の上がり平均タイムを見てみると、35.0と先々週に比べるとややかかっていた。1200m、1600m戦では34秒台の上がりが出ており、一見速くなっているのかと錯覚してしまうが、2000m以上で行われた3レースを見てみると、平均35.5と上がりがかかっているのが特徴的だ。AJCCは2200m戦だけに、ある程度上がりはかかるのではないかと考える。

完璧なデータを示すジェネラーレウーノ

こうしたデータから今の馬場状態にぴったりな馬がいた。それはジェネラーレウーノだ。

分布図,ⒸSPAIA

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中山コースでは、昨年の京成杯とセントライト記念で重賞を勝っており、コース適性は文句なし。さらに良馬場での平均上がりタイムは35.4とデータに合致する。馬券の軸としては打ってつけの存在だ。

フィエールマンは前走の菊花賞で驚きの強さを見せた。しかし、その秘めた潜在能力を全て出し切っているとは思わない。前走時よりもさらに成長しているだろう。中山では山藤賞で強い勝ち方を見せているので、コースに不安はない。切れる印象があっただけに、平均の上がりも33秒台かと思いきや、34.2と今の馬場にも対応できそうだ。ここでは素質上位なだけに、強い勝ち方を見せて春のGⅠへと向かいたいところだ。

ダンビュライトは昨年のAJCCを勝利している。中山コースでは(1,0,3,0)と3着を外していない。上がりの平均も34.6と適性は十分。もともと高速決着よりは、少し時計のかかる馬場状態に適性があるタイプ。鞍上の北村友一騎手は昨年自己最多の90勝、また先週5勝と勢いがある。鞍上の勢いを味方に付けて連覇を狙う。

最後に穴でサクラアンプルールを推奨する。中山コースでは3勝を挙げており、重賞でも2017年の中山記念2着、昨年の日経賞3着と勝利こそないものの、安定した成績を残している。上がり平均を見ても34.8と適性は十分。8歳を迎えたが、大駆けがあるならこの馬だろう。