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武豊とルメールが香港に参戦!インターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップ

香港ジョッキークラブ,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

武豊とルメールが日本代表

香港国際競走に先駆け、12月5日(水)香港・ハッピーバレー競馬場にて「2018ロンジン・インターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップ」が開催される。ナイターで開催される同イベントは、世界の名手12名によって争われる国際騎手招待レースで、優勝賞金は50万香港ドル(約724万円)。着順に応じた4レースの合計ポイントで争われる。

今年は武豊騎手とクリストフ・ルメール騎手が日本代表として参戦する。騎乗馬は抽選で決められるが、4レース全てがハンデ戦でジョッキーの手腕が勝敗を左右するといっても過言ではない。 出場する騎手は以下のとおり。

武豊(日本)
C.ルメール(日本)
H.ボウマン(オーストラリア)
Z.パートン(香港)
R.ムーア(イギリス)
S.デソウサ(イギリス)
M.バルザローナ(フランス)
C.キーン(アイルランド)
J.カステリャーノ(アメリカ)
K.ティータン(香港)
V.ホー(香港)
M.プーン(香港)

ハッピーバレーはトリッキーなコース

インターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップが行われるハッピーバレー競馬場について簡単に見てみよう。1周1417mでおにぎり型の競馬場である。

正面スタンド前からスタートする1650m戦と2コーナーのポケットからスタートする1000m戦で争われる。 コーナーがきつく、トリッキーなコースで直線に入る時には、名手をもってしても膨れてしまうことがある。空いた内ラチ沿いを縫って、追い込んでくる場面もしばしば見られるなど、熱いレースが繰り広げられる。

地元のホープ、プーン騎手にも注目!

注目はやはりライアン・ムーア騎手だろう。先日まで日本で騎乗していた世界トップクラスの豪腕は、日本の競馬ファンにはお馴染みの存在。内ラチ沿いから馬群を縫って追い込んでくるというイメージにぴったりだ。

そしてもう1人、注目したい騎手がいる。それは地元香港代表のマシュー・プーン騎手だ。

2015年に香港ジョッキークラブの騎手候補生として、南オーストラリアでトレーニングを開始。2015年10月にデビューすると、51勝を挙げて南オーストラリアの2015-16年シーズンの見習い騎手チャンピオンに輝いた。

そして2017年3月から香港で騎乗を開始。2017-18シーズンには35勝を挙げてリーディング7位となっている。シーズンオフにはシンガポールで騎乗し、重賞制覇を果たすなど、今最も勢いのある地元若手騎手だ。まだ24歳と若く、今後の香港競馬を背負って立つプーン騎手にも注目してほしい。