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ルメール史上2人目の200勝目前 年間最多勝「212」武豊超えの可能性も

ルメール騎手,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

ルメール騎手が作った記録

ルメール騎手が日本での通年免許を取ったのが2015年。彼がこの3年で作った記録は数知れず。衝撃だったのが、2016年に達成した1日8勝、騎乗機会10連続連対の新記録だ。単純に考えると、その間はルメール騎手が乗る馬から馬連を総流しすれば、全て馬券が当たることになる(儲かるかは別として)。

昨年は同一年でオークス、ダービーの両方を獲るという快挙。今年は年間GⅠ最多勝記録を更新と、次々に偉業を達成している。ただ、彼がまだ記録していないのが「年間200勝」だ。

年間200勝のすごさ

日本中央競馬会の歴史上、年間200勝を成し遂げたのは武豊騎手のみ。武豊騎手はこの記録を2003年から2005年まで3年連続でやってのけた。年間140勝前後で最多勝を取れたこともあるだけに、200勝がどれほどの偉業か分かるだろう。

昨年は惜しい199勝

昨年は年間199勝だった。開催日2日を残して197勝とし、ラスト2日目の4、6レースを連勝、200勝に王手をかけた。ただ、ルメール騎手も人の子だったということか、そこから勝てず。最終日も良くて2着止まりで、年間200勝に届かなかった。

今年は年間最多212勝も視界

今年は11月の時点で190勝台に乗せており、けがや騎乗停止の処分がなければ、ルメール騎手なら余裕を持っていける数字。誰も越えられないと思われていた、年間最多勝利数(212勝)すら見えてきた。

年間200勝はGⅠや重賞といった目立ったレースだけではなく、普段のレースでもしっかり勝っているということ。つまり、安定感があるという証明だ。現に勝率2割、連対率4割、複勝率に至っては5割以上。馬券を買う身からすれば、これほど頼りになるジョッキーもなかなかいない。