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無敗での桜花賞制覇に暗雲が立ち込める!? ラッキーライラックはデータを覆せるのか!

競馬データ
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ラッキーライラックは1枠1番

阪神競馬場の桜は持ちこたえてくれるのか?そんな心配もあるなか、8日(日)に牝馬クラシック第1弾、桜花賞(GⅠ)が行われる。主役は何といっても2017年の阪神JF(GⅠ)優勝馬、ラッキーライラック(栗東・松永幹夫厩舎)だろう。前哨戦のチューリップ賞(GⅡ)でも圧巻の走りを見せて4戦4勝。2004年のダンスインザムード以来14年ぶりとなる無敗での桜花賞制覇なるか、注目が集まっている。

発表された枠順は以下の通り。

桜花賞枠順

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主な注目馬の枠順を見ると、ラッキーライラックは1枠1番、牡馬相手にシンザン記念(GⅢ)を勝利したアーモンドアイ(美浦・国枝栄厩舎)は7枠13番、チューリップ賞3着から挑むリリーノーブル(栗東・藤岡健一厩舎)は5枠10番に入った。

過去20年の枠順別成績は5枠が7勝

過去20年の枠順別成績

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過去20年の枠順別の成績を見ると、最も多く勝ち馬を輩出しているのが5枠の7勝、続いて7枠の5勝となっている。その一方で1枠からは一頭も優勝した馬がおらず、2着すらないという厳しいデータが出ている。

さらに1枠から3枠までに広げてみても、勝ち馬はわずか1頭のみと内枠に入った馬には厳しいデータが見て取れる。実際に内枠に入った有力馬の成績は以下の通り。

内枠に入った有力馬の成績

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2008年オディールが3番人気で12着
2009年ダノンベルベールが3番人気で8着
2010年のアプリコットフィズが2番人気で5着
2011年ダンスファンタジアが3番人気で7着
2016年メジャーエンブレムが1番人気で4着

いずれも人気を裏切る結果となっている。

余力を残した好状態でレースに挑む

最終追い切りはCWコースで行われ、オープン馬を2馬身追走、直線で内に進路を取ると力強く半馬身先着する内容だった。タイムも6F84.6秒、1F11.6秒と余力を残しつつ、いい状態でレースに臨むことができるだろう。過去のデータから見ると、5枠に入ったリリーノーブル、7枠に入ったアーモンドアイが優勢だが、果たしてラッキーライラックはデータを覆す好走を見せ、「桜の女王」に輝くことができるのか。見逃せない一戦だ。