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【2018年JRA最初のG1】フェブラリーS注目馬!

2018 2/12 17:30mimu
競馬
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ⒸSPAIA

フェブラリーS史上2頭目の連覇なるか ゴールドドリーム

2018年フェブラリーステークス(以下フェブラリーS)でもっとも注目すべき注目馬は、ゴールドドリームだろう。2017年フェブラリーS優勝馬でもあり、12月にはG1チャンピオンズカップ(以下チャンピオンズC)も制覇し、「2017年最優秀ダートホース」に選出されている。

2017年のフェブラリーS後は、ドバイ遠征をするも大敗し、その後も精彩を欠くレースが続いていた。しかし世界一とも言われる名手、ライアン・ムーア騎手を鞍上に迎えた12月のチャンピオンズCでは、先行馬が有利な流れの中、上がり35.2秒の末脚を見せて見事1着に輝いた。同一年にJRAダートG1で2勝を挙げたのは、史上3頭目という快挙だ。

過去の傾向から、チャンピオンズC(旧ジャパンカップダートの成績も含む)の好走馬は、そのままフェブラリーSでも好走を見せている。短期免許で来日中のムーア騎手が再び騎乗することが決まっており、連覇に大きな期待が集まる。

2017年もっとも飛躍した上がり馬!テイエムジンソク

ゴールドドリームに次ぐ注目馬は、テイエムジンソクだ。2017年1月の時点では2着や3着が多く、勝ちきれないレースが続いて1600万以下クラスにいたが、古川吉洋騎手に乗り替わった5月の東大路ステークスから3連勝を記録すると、11月に行われたG3みやこステークスでも勝利。12月には初のG1となるチャンピオンズCに出走し、クビ差でゴールドドリームに敗れはしたが、2着に好走するなど今最も勢いのある馬だ。

2018年初戦となったG2の東海ステークス(以下東海S)でも、好スタートを切りそのまま押し切る内容で勝利。フェブラリーSの優先出走権を獲得した。1997年の阪神3歳牝馬ステークス以来のG1制覇を狙う古川騎手とのコンビで、悲願のG1制覇に期待がかかる。

根岸Sで復活の勝利!ノンコノユメ

東海Sと同じく、優先出走権が与えられるG3根岸ステークス(以下根岸S)で勝利したノンコノユメにも注目していきたい。3歳時の2015年のジャパンダートダービー(G1)に勝利し、同年のチャンピオンズCと2016年のフェブラリーSで2着になるなど、ダート戦線の中心として活躍してきた実績馬だ。

しかし2016年の秋に去勢してから不振に陥り、持ち味である鋭い末脚が影を潜めていたが(本来は去勢すると気性のコントロールがしやすくなり、パフォーマンスの向上にも期待できるといわれている)、前走の根岸Sではゴール前、サンライズノヴァとの接戦となったが、ハナ差で差し切り2年2ヶ月ぶりの復活の勝利をあげた。フェブラリーSでも、再び輝きを見せてくれるのか注目が集まる。

調教師の引退の花道を飾れるか ケイティブレイブ

2017年のフェブラリーSでは6着だったケイティブレイブにも注目したい。2017年は2月の川崎記念(G1)で5着、フェブラリーSで6着と持ち前の先行力は見せつけたものの、G1レースでは今一つ結果を残せていなかった。しかし6月28日に行われた帝王賞(G1)では、スタートで躓き、後方からのレースとなったが直線では豪快に差し切り、悲願のG1制覇を達成した。

これを機に脚質にも幅が出て、チャンピオンズCで4着、東京大賞典で3着と、勝ちきれないレースが続いているものの安定した結果を出している。2018年初戦となった川崎記念では、見事な逃げ切り勝ちを収め、2つ目のG1タイトルを手にした。管理する目野哲也調教師は、2月末で定年を迎える。調教師の引退の花道を飾れるのか注目が集まる。


フェブラリーSの枠順は以下の通り。連覇を目指すゴールドドリームは7枠14番、前哨戦の東海Sを勝利したテイエムジンソクは5枠10番、根岸Sを勝利したノンコノユメは6枠12番となっている。

フェブラリーS枠順