ジャパンカップとはどのようなレース?
ジャパンカップは、JRAが開催するGIレースの1つだ。毎年11月末に東京競馬場で開催されている。コースは2400mの中距離芝コースとなっている。
ジャパンカップへの出走資格は、サラブレッド系の3歳以上の競走馬だ。基本的にはJRA所属馬となっている。外国馬については、本競走に出走登録をすると10頭まで優先出走権が与えられる。また、地方競馬所属馬は選定馬のみ出走できると規定されている。
ジャパンカップでの獲得賞金は次の通りだ。
・1着 3億円
・2着 1億2000万円
・3着 7500万円
・4着 4500万円
・5着 3000万円
ちなみに、ジャパンカップの賞金は、中央競馬と地方競馬を合わせて最高額となっている。また、ジャパンカップは報奨金制度の対象となっており、天皇賞・秋と有馬記念、そしてジャパンカップを同年ですべて制覇すると、JRA所属の国産馬は2億円、外国産馬は1億円の報奨金が与えられる。
ジャパンカップの歴史とは
ジャパンカップは1981年に創設されたレースだ。国際招待競走であり、日本国内で初の国際GIレースに指定されたレースでもある。当時は、世界に通用するような強い競走馬を生み出したいという目的のために創設された。そのほかの8大競争と同等の扱いを受けていた。
その理由としては、JRAで最優秀騎手賞や最優秀調教師賞などを受賞するための資格として、制覇しなければならないレースの一つとして指定されていたからだ。国際GIレースでも高い評価を得ており、世界のトップ8位のGIレースといわれている。
1981年に開催された記念すべき第1回の開催では、アメリカ産馬である5歳馬メアジードーツだった。その後も日本産馬の活躍がなかなかなく、初めて日本産馬がジャパンカップを制覇したのは、1984年の第4回ジャパンカップで、4歳馬のカツラギエースがジャパンカップを初制覇した。
ジャパンカップの近年の動向は?
ジャパンカップのコースは、スタート直後から若干の坂道となり、その後平坦な道のりとなる。じっくりと進んでいって最後の直線での瞬発力勝負になりやすいと思われがちだが、瞬発力だけではなくスタミナも必要となっている。瞬発力とスタミナを併せ持っている競走馬が好走を見せる傾向にあるといわれている。
近年は、1~3着には5番人気以内の馬が名前を連ねる傾向にある。過去の10年間を見ても、圧倒的に日本産馬が好成績を残している。1番人気の競走馬が日本産馬であれば、信頼度が高いといえるだろう。
まとめ
ジャパンカップを楽しむための歴史や概要について紹介した。
強い日本産馬を生み出したいという理念で始まったジャパンカップは、近年多くの日本産馬が制覇している。
日本最高賞金である3億円をどの馬が獲得するのか、非常に気になるところである。