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桜の季節の女王決定戦!桜花賞の楽しみ方

2017 8/3 14:10ユタロー
競馬
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Photo by Stefan Holm/Shutterstock.com

4月の桜の季節に開催される桜花賞は、どのようなレースなのだろうか? レースの背景やポイントを知っておくと、より一層レースを楽しむことができる。 今回は、桜花賞の楽しみ方を紹介する。

桜花賞とは

桜花賞とは、JRAが開催する重賞競走(GIレース)だ。関西の阪神競馬場で、毎年4月の桜の季節に開催されることから、桜花賞という名前がついている。優駿牝馬・秋華賞と並び牝馬三冠競争の1つであり、シーズンで一番初めに開催されるレースとしても知られている。
さらに、桜花賞で4着までに入賞した馬は、オークスへの優先出走権が与えられる。出走馬や騎手、そしてファンにとっても、そのシーズンの牝馬戦を占う重要なレースと言える。

桜花賞の歴史

桜花賞は非常に歴史のあるレースとして知られている。競馬発祥の国として知られているイギリスの1000ギニーを模範にして創設されたレースであり、数ある牝馬の中でも特に速く走ることに長けた牝馬を見つけるために始まった。足の速い牝馬を見つけることで、より速い馬を繁殖させることを目的としていたのだ。
開始当時は桜花賞ではなく「中山四歳牝馬特別」という名前だった。桜花賞という名前になったのは、1947年からだ。

桜花賞の出走条件

桜花賞の出走条件としては、サラブレッド系の3歳牝馬に限られる。創設当初は「4歳」と銘打たれていたが、当時は馬の年齢を数え年で数えていたため、現在の方が若いというわけではない。
GIIIのチューリップ賞、オープンのアネモネステークス、GIIのフィリーズレビューなどで上位に入賞すると、優先出走権を得ることができる。外国調教馬については、最大9頭まで出走が可能となっている。負担重量は定量であり、55kgとなっている。

桜花賞での印象的なレース

桜花賞の中でも最も印象に残っているのは、2014年のレースというファンが非常に多い。どちらかというと最近のレースではあるものの、非常にドラマチックな試合展開となった。
このレースを制したのは、ハープスターだ。レース開始直後、ハープスターは出遅れてしまい、最後方の18番手となってしまった。しかし、そこから圧倒的な追い込みをしていき、なんと17頭のごぼう抜きを実現して見事優勝したのだ。その場にいた誰もが、この展開を予想することができなかった。

桜花賞近年の動向

桜花賞は、上位人気の馬が順当に勝ち上がる年もあれば、大波乱が巻き起こる年もある。2017年は一番人気のソウルスターリングが3着に沈み、8番人気のレーヌミノルが勝利した。
桜花賞の人気一番馬は、これで3年連続1着になれなかったことになる。 近年ではチューリップ賞で勝利した馬が桜花賞でも上位にくる傾向があり、チューリップ賞勝利馬にも注目が集まっている。

まとめ

桜花賞は、4月に開催されるレースであり、3歳牝馬の女王決定戦とも呼ばれている。 桜降る季節に行われる、若き女たちの戦いは、熾烈であり、美しくもある。その熱気をぜひ肌で感じて欲しい。