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競馬史に残り続ける「ライバル名馬」5選

2017 6/13 12:41mikky
競馬,レース
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出典 gibleho/Shutterstock.com

日本競馬会が発足した1936年から、日本の競馬界は80年以上の歴史を乗り越えてきた。この長い年月の間、膨大な数のサラブレットが覇権を争い名勝負を繰り広げている。今回は、競馬史に残る「ライバル関係」を見せた競走馬を紹介する。

競馬史上最高のマッチレース「テンポイント・トウショウボーイ」

競馬ファンが最初に推す史上最高のライバル関係は、テンポイントとトウショウボーイだろう。1975年、デビュー戦から5連勝と順調にスターへの階段を駆け上がっていた鹿戸明鞍上のテンポイントだったが、これに立ちはだかったのが武邦彦のトウショウボーイ。初対戦で5馬身差をつけられた皐月賞を含め、両者は2年間で6度対戦し、トウショウボーイが4勝と大きく先行していた。
そんなトウショウボーイの引退レースとなった77年の有馬記念。最後の対決となったテンポイントは、並々ならぬ気迫でマッチレースを繰り広げて勝利した。タイム的には平凡だったものの、ストーリー的にも最高のライバル関係としてファンに語り継がれている。

グラスワンダーとスペシャルウィークの外国、内国産ライバル決戦

1990年代の内国産と外国産によるライバルとして名高いのは、グラスワンダーとスペシャルウィークだろう。ダービー馬として国内レースで無類の強さを誇っていたスペシャルウィークだったが、外国産馬のグラスワンダーに初対決では完敗。世代最強の称号を得るためには、引退レースとなる有馬記念で、どうしてもグラスワンダーを倒すしかなかった。
99年の有馬記念でグラスワンダーは、左肩の筋肉痛に悩まされながらの微妙な状態での出走だったが、それでも人気はグラスワンダーが上であった。レースは抜け出しにかかったグラスワンダーを、スペシャルウィークが捕らえたかのように見えたが、わずか4センチの差でグラスワンダーが制した。

ウオッカとダイワスカーレットの牝馬ライバル対決

2000年代後半の競馬界を盛り上げた牝馬として有名なのは、ウオッカとダイワスカーレットだ。並の牡馬を容易く制する一流の牝馬として人気だった、時代を象徴する2頭だったが、直接対決では抜きつ抜かれつの勝負を経て2勝1敗(3歳時の有馬記念でスカーレットが先着1度)とスカーレットが先行する形で天皇賞・秋に5度目の対決を迎えた。
残り1ハロンでウオッカとディープスカイに抜かれたスカーレットだったが、脅威の粘りから壮絶なデットヒートを繰り広げ、ウオッカとともにゴール。同着にも見えた2頭だったが、15分以上の写真判定によってハナ差でウオッカがレースレコードで制し、直接対決はタイとなった。

テイエムオペラオ-に一矢報いたライバルのメイショウドトウ

1990年代末から2000年代初頭にかけて、G1七冠の戦績を残したテイエムオペラオー。この歴史的名馬のライバルは、オペラオーに後塵を拝し続けるも一矢報いたメイショウドトウだ。G1での直接対決は9回に及び、うち7回はオペラオーが先着。
この結果からも、実力ではオペラオーが圧倒する形となっているが、他馬の先着を許さず2着に入り続けるもどうしても勝てないドトウの悲哀がファンの心を揺さぶる。
01年の宝塚記念ではG1八冠の記録がかかったオペラオーに意地でも待ったをかけたいドトウがレースを引っ張り、馬群に飲み込まれながらも追い上げを見せたオペラオーを振り切り悲願の先着を果たした。

「アイドル」オグリキャップとタマモクロス の芦毛ライバル決戦

競馬史上最高の「アイドル」として昭和から平成にかけてその名を刻む芦毛の名馬、オグリキャップ。地方競馬でその実力を見初められ、中央でも破竹の連勝街道を突き進んで全国的な人気を誇った。その連勝記録に立ちはだかったのが、同じ芦毛の名馬タマモクロスだ。
1988年の天皇賞・秋、ジャパンCでタマモクロスはオグリキャップに勝って優位性を示したが、有馬記念では雪辱に燃えるオグリキャップが快勝。タマモクロスはこのレースで引退したため戦績ではタマモクロスの勝ちが先行し、昭和最後の芦毛名馬対決として、競馬ファンを大いに沸かせた。

まとめ

史上最高のマッチレース、牝馬頂上決戦、芦毛対決など、競馬史に残るライバル関係はバラエティとストーリー性に富んでいる。競馬に限らずレースは1強では勝負事として成り立たないし、ライバルがいるからこそファンは熱くなれるのだろう。今後も新たな話題を生み出し続ける名馬同士の対決から目が離せない。

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