傾向解説
サマー2000シリーズ第4戦としてだけでなく、秋の中長距離GⅠを展望する一戦として毎年GⅠ級の素質馬が集結する札幌記念。今年はGⅠ馬の出走がありませんが、GⅠ好走馬は複数頭登録しており、ハイレベルな一戦になることは変わりないでしょう。本記事では血統面を中心に、札幌記念のレース傾向を整理していきます。
まず押さえておきたいポイントは格が重要であるということ。前述の通り、札幌記念はサマー2000シリーズ第4戦としてだけでなく、秋のGⅠ戦線に向けての始動戦としても非常に重要な役割を担っています。定量戦という点も大きなポイントで、GⅠ馬であってもハンデを背負わずに出走できるため、地力が結果に直結しやすいレースといえるでしょう。
また、札幌競馬場は直線距離が短いですが、コーナー角は非常に緩やかな競馬場であるため、立ち回りの上手さだけでは押し切れない舞台。このコース条件も前走GⅠ組のような実績馬の好走を後押ししています。
過去1年以内に、芝GⅠで3着以内の好走実績がある馬の成績も優秀で、やはり札幌記念においては格が最重要のポイントといえるのではないでしょうか。

<前走クラス別成績>
GⅠ【6-8-8-39/61】
勝率9.8%/連対率23.0%/複勝率36.1%/単回収率60%/複回収率120%
GⅠ以外【4-2-2-73/81】
勝率4.9%/連対率7.4%/複勝率9.9%/単回収率83%/複回収率41%
※過去10年
血統面では非サンデーサイレンス系に注目。前述の通り、地力上位馬が走りやすいレースのため、血統面による適性評価の重要度は高くありません。しかし、洋芝かつ直線距離の短いコースではあるため、軽い芝での瞬発力勝負に強いサンデーサイレンス系は相対的にパフォーマンスを落とす傾向にあります。
特に母父も非サンデー系の馬の成績は非常に優秀で、2023年9番人気2着、2025年10番人気1着のトップナイフは1本もサンデーサイレンスの血を持たない馬でした。非主流血統の実績馬が札幌記念で狙うべき馬の特徴です。

<非サンデーサイレンス系>
非サンデーサイレンス系【7-6-6-52/71】
勝率9.9%/連対率18.3%/複勝率26.8%/単回収率108%/複回収率119%
→母父非サンデーサイレンス系【6-4-3-23/36】
勝率16.7%/連対率27.8%/複勝率36.1%/単回収率158%/複回収率109%
※過去10年















