中京といえど上位人気が手堅い
昨年からプロキオンSと入れ替わる形になった東海Sの舞台は中京ダート1400m。このコースが個人的には非常に苦手だ。どうもコース傾向がつかめない。
本編では上級条件に限ったデータを使用するが、クラス関係なくコースデータを2016年以降、勝率でみると、逃げ馬18.4%、先行13.0%、中団4.8%、追い込み1.6%。ダート短距離の基本である先行優位ではあるが、1200mは逃げ24.4%なので、1200mほど逃げ切りが決まらない。だからといって差し馬が台頭するといえるほどではない。
芝スタートで初角までは約600m。向正面の距離は東京ダート1400mより長い。初角までの距離が長いコースは顔合わせによってはペースが上がりやすいが、隊列がすんなり決まりさえすれば、動きにくい。
早めに固まるのか、もつれるのか。重賞となると後者が多く、昨年は前半600m34.6、2023年は33.9、少し間があいて、2019年は33.3と速い。一方でたとえ前半が速くても、前が止まらないのがダート。歴戦の猛者は中京の急坂も苦にしない。
ここからは2016年~、中京ダート1400m、古馬3勝クラス以上58レースのコースデータを使用して、今年の東海Sを展望する。

1番人気は【13-17-7-21】勝率22.4%、複勝率63.8%、2番人気【18-10-6-24】勝率31.0%、複勝率58.6%が抜けており、荒れる中京といえど、ダート1400mの上級条件はそこまで大きく荒れない。おそらく筆者が苦手なのは大の穴党だからだろう。
中京と聞けば、ほぼ反射的に荒れると構えがちで、その前提が実はズレている。3番人気【5-5-8-40】勝率8.6%、複勝率31.0%以下は少し差がありながら横一線。
10番人気以下【4-3-11-340】勝率1.1%、複勝率5.0%は10年間のデータと考えると、単勝の期待は難しい。3着11回から複穴狙いはなくはないが、積極的に推せるレベルにない。

冒頭で触れた位置取りのデータを上級条件に絞ってみると、逃げ【13-7-3-35】勝率22.4%、複勝率39.7%、先行【22-16-17-160】勝率10.2%、複勝率25.6%と逃げの確率が上がり、先行は落ちる。さすがに上級条件で逃げを打てる馬は強く、なかなか止まらない。
2023年のプロキオンSはドンフランキーが逃げ切った。前後半600m33.9-37.5で最後は失速していたが、先行勢も苦しかった。ダートの強い逃げ馬は自分を削りながら後ろを削り、わずかな差をしのいでくる。


















