ハンデを考えすぎないこと
関東の夏競馬は今週から新潟に舞台を移す。ブレイクタイムが入る薄暮開催も来年から大きく形が変わる。いわば夏競馬の過渡期にある今年、新潟開催ではいったいどんなドラマが待っているだろうか。
開幕週のメインカードは昨年からアイビスSDにかわり、関屋記念になった。それも負担重量は別定からハンデへ。コースは変わらないが、設定が違う。
いったいどんな変化があるのかと注目した昨年はカナテープ、オフトレイル、ボンドガールで決着した。1→10→2番人気、ハンデは54→57.5→56キロだった。ハンデ戦になったことで、買う側の取捨がハンデの影響を受け、人気に反映されたようだ。
関屋記念の基本である長い直線を得意とする末脚比べに強い馬が上位にそろっていた。ハンデ戦という設定変更をどこまで予想に組み込むのか。どうやらセンスを問われている。ここからは過去10年分のデータを使用し、今年の関屋記念を展望する。

年齢別では、1番人気【4-0-4-2】勝率40.0%、複勝率80.0%。ハンデ戦の昨年も勝ったのは1番人気。新潟名物外回りコースは向正面、正面直線とも長く、真っ直ぐ走ってスピードを出せる馬が強い。能力値がストレートに反映されるため、衆目一致の実力馬が結果を出しやすい。
一方で2番人気は【0-2-1-7】複勝率30.0%と冴えず、3番人気【2-0-1-7】勝率20.0%、複勝率30.0%、4番人気【3-1-1-5】勝率30.0%、複勝率50.0%に好走ゾーンがある。総じて上位人気は悪くない。
注目は10番人気~【0-2-0-76】複勝率2.6%。過去ほぼ出ていなかったふた桁人気馬の好走が昨年出現した。この変化は今年も続くのか。オフトレイルのような人気の盲点のような馬がいたら買い目に入れるのもおもしろい。

年齢別では、3歳を除くと、古馬勢では6歳【3-2-1-27】勝率9.1%、複勝率18.2%が勝率上位。出走数が多い5歳【4-6-5-49】勝率6.3%、複勝率23.4%が中心で、4歳は【2-3-2-28】勝率5.7%、複勝率20.0%なので、どうも5、6歳がいい。スピード比べとなると、4歳もよさそうだが、優位性を感じない。
夏競馬ではこういった傾向が散見される。そもそも4歳の上位陣は秋に備え休んでおり、5、6歳との力差はそこまでない。もちろん、秋に向けて賞金加算を目指す4歳馬に有力馬がいれば、評価を下げる必要はない。

















