末脚の持続力が重要
牡馬クラシック第2戦・日本ダービー。中山内回りというトリッキーなコースで行われた皐月賞から、525.9mという直線の長い東京芝2400mに舞台が替わり、牝馬路線ほどではないものの求められる適性が大きく変わる一戦。本記事では血統面を中心に、日本ダービーのレース傾向を整理していきます。
皐月賞が行われる中山芝2000mと日本ダービーが行われる東京芝2400mでの大きな違いは直線距離。310.0mの皐月賞に対して、日本ダービーは525.9mと200m以上の開きがあります。そのため、皐月賞では小回りコースを器用に立ち回る機動力、日本ダービーでは終盤の末脚勝負で伸び負けない末脚の持続力が大きなテーマとなっています。
これは皐月賞のレース内容からも読み解けます。日本ダービーで好走した皐月賞組のほとんどが、皐月賞では上がり3F5位以内を記録。反対に、皐月賞で上位の上がりを使わずに好走した馬は多くが凡走しており、キタサンブラックやタイトルホルダーといった後のGⅠ馬もこの傾向には逆らえていません。

<皐月賞 上がり3F順位別成績(過去10年)>
上がり3F5位以内【6-8-3-30/47】
勝率12.8%/連対率29.8%/複勝率36.2%/単回収率75%/複回収率75%
上がり3F6位以下【1-2-3-52/58】
勝率1.7%/連対率5.2%/複勝率10.3%/単回収率3%/複回収率29%
血統面では、日本の主流条件らしくサンデーサイレンス→ディープインパクトなどの主流血統が中心。特にSeattle SlewやSecretariatといった『Bold Ruler+Princequillo』血脈との組み合わせが好相性で、Secretariatの半弟であるSir Gaylordの血にも注目です。
Seattle SlewやSecretariat≒Sir Gaylordは伸びやかなストライド走法を子孫に伝え、東京競馬場のような広いコースを得意とする代表的な血脈。一昨年も同血脈を複数本内包するダノンデサイルが9番人気の低評価を覆して栄冠を手にしており、これらの血を掛け合わせた配合形がピッタリのレースといえるでしょう。

<血統別成績(過去10年)>
Seattle Slew【6-2-2-28/38】
勝率15.8%/連対率21.1%/複勝率26.3%/単回収率427%/複回収率84%
Secretariat【6-3-5-53/67】
勝率9.0%/連対率13.4%/複勝率20.9%/単回収率126%/複回収率109%
Sir Gaylord【9-7-8-93/117】
勝率7.7%/連対率13.7%/複勝率20.5%/単回収率158%/複回収率56%















