史上稀に見る大混戦模様
今年の皐月賞は史上稀に見る大混戦模様だ。21頭の登録馬のうち、重賞勝ち馬は約半分の10頭。連対経験まで広げると15頭が該当するので、ほぼ全ての馬が争覇圏といえるだろう。
こうした混迷を極める一戦でこそ、頼りになるのがデータに他ならない。16年以降の直近10回において、単勝10倍以上で馬券に絡んだ12頭を徹底チェック。共通項を見つけ出し、今年の激走候補をピックアップする。
■前走:
年明けの芝1800m以上重賞で1着(7/12頭)
人気薄といえどもガラリ一変は至難の業だ。該当12頭の前走を見ると、うち9頭は芝1800m以上の重賞で3着以内を確保していた。さらに16年1着のディーマジェスティ(8番人気)、17年1着のアルアイン(9番人気)など、うち7頭は勝利を挙げていた。したがって重賞制覇で勢いに乗っているにもかかわらず、人気の盲点になっている馬に要注意といえる。
■血統:
ディープインパクトorキングカメハメハを内包(9/12頭)
日本ダービーに比べ、渋い血統の馬が走っているイメージがあるかもしれないが、よく見るとそうでもない。該当12頭も例外ではなく、ディープインパクトの血を引く馬が5頭、そしてキングカメハメハの血を引く馬も同じく5頭と日本の2大血統を内包する馬が9頭を占めている(25年3着マスカレードボールは両方を内包)。さらに21年以降の5頭に限ると、例外なくディープかキンカメの孫だった。
渋いイメージがある24年2着のコスモキュランダ(7番人気)にしても、ディープインパクト直仔のアルアインの産駒。さらには母が豪G1を制している良血馬だった。
■先行力:
前走4角5番手以内(10/12頭)
小回りの皐月賞では、日本ダービー以上に先行力が問われる。実際に該当12頭の前走を見ると、10頭が4角を5番手以内で通過していた。仮に今回は差しに回るとしても、ずっと控える競馬をしている馬に比べ、近走で先行経験があることは大きなアドバンテージとなるのだ。














