直近3年連続で3連単6桁配当
オールドファンにとって、マイルチャンピオンシップは「堅いGⅠ」の印象があるのではないだろうか。というのも、第1回から第11回まで1番人気が【7-4-0-0】と抜群の安定感を誇ったからだ。
だが近年はそこまで平穏でもなく、近10回の3連単の配当を見ると、4桁2回、5桁が5回、そして残りの3回が10万円台だから、中穴傾向というべきか。
そこで今回は同期間に単勝10倍以上で馬券に絡んだ10頭をチェック。穴馬のポイントを見つけ出し、今年の波乱の使者候補をピックアップしたい。
■牡馬
性別成績に大きな差はないが、人気薄の好走となるとほとんどが牡馬だ。
該当10頭を見ても、牝馬は23年1着ナミュールのみ。この馬も単勝17.3倍とはいえ5番人気には推されていたので、全く人気のない牝馬は消しと考えていいだろう。
■同年の重賞勝利実績
さすがにGⅠだけあって、ぽっと出の上がり馬が勝ち負けできるほど甘くはない。該当10頭のうち、半数の5頭に同年の重賞を勝った実績があった。
また、そこから外れた馬も5頭中4頭には過去にGⅠを制した実績があり、唯一その条件2つに該当しないエルトンバローズ(24年2着)も、前年に毎日王冠を制してマイルCSでも4着と健闘した実力馬であった。
<該当馬=今年重賞勝利 or 過去にGⅠ勝利あり>
・アスコリピチェーノ
・ウォーターリヒト
・オフトレイル
・カンチェンジュンガ
・ガイアフォース
・シャンパンカラー
・ジャンタルマンタル
・ソウルラッシュ
・チェルヴィニア
・トウシンマカオ
・ドックランズ
・ランスオブカオス
・ラヴァンダ
・レーベンスティール
・ロングラン
・ワイドラトゥール
■前走5着以内
マイルCSは近走で上位争いしている馬が順当に走るレースだ。人気薄も然りで、該当10頭のうち、実に9頭は前走で掲示板を確保していた。
唯一の例外は23年3着のジャスティンカフェだが、こちらも前走の毎日王冠では0秒5差の7着に食い下がっていた。したがって大敗からのガラリ一変は望み薄といえる。
<該当馬>
・ウインマーベル
・エルトンバローズ
・オフトレイル
・ガイアフォース
・ジャンタルマンタル
・ソウルラッシュ
・ドックランズ
・ニホンピロキーフ
・ランスオブカオス
・ラヴァンダ
・レーベンスティール
・ワイドラトゥール














