傾向解説
中山芝2200m(外回り)を舞台に行われるオールカマー。特殊なコースレイアウトで施行されるため、中山芝2200m巧者には要注意の一戦です。
同コースで行われる重賞競走はセントライト記念、アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)、オールカマーの3レース。古馬重賞の2つはともに別定戦のためリピーターが走りやすく、素直にコース実績を信頼していい舞台といえるでしょう。
◆中山芝2200m重賞(オールカマーを含む)主な複数回好走馬
・タンタアレグリア
2017年AJCC1着、2017年オールカマー3着
・ミッキースワロー
2017年セントライト1着、2018年AJCC2着、2019年オールカマー2着
・ダンビュライト
2018年AJCC1着、2018年オールカマー3着
・ローシャムパーク
2022年セントライト記念3着、2023年オールカマー1着
・レーベンスティール
2023年セントライト記念1着、2024年オールカマー1着
※過去10年
また、オールカマーは牝馬の好成績が目立つレース。出走頭数が異なるため好走数自体は牡馬の方が多いですが、好走率では牝馬が圧倒。古くから“夏は牝馬”と言われますが、本レースに限らず6~9月は軽視できない馬券格言です。

<性別成績>
牡馬/セン馬【5-7-9-92/113】
勝率4.4%/連対率10.6%/複勝率18.6%/単回収率19%/複回収率50%
牝馬【5-3-1-12/21】
勝率23.8%/連対率38.1%/複勝率42.9%/単回収率231%/複回収率123%
※過去10年
血統面での注目はSilver Hawk。過去10年では2016年ゴールドアクター、2021年ウインマリリン、2022年ジェラルディーナという3頭の勝ち馬を出しており、昨年3着馬リカンカブール(12番人気)もSilver Hawk内包馬です。
また、同血脈はAJCCでも多くの人気薄好走馬を輩出しており、2018年3着マイネルミラノ(8番人気)、2019年3着メートルダール(5番人気)、2020年2着ステイフーリッシュ(5番人気)、2023年1着ノースブリッジ(4番人気)が該当します。
母父にSilver Hawkの血を持つシルバーステート産駒も中山芝2200mで好成績を挙げており、今後も要注目の血統の一つです。

<Silver Hawk内包馬>
該当馬【3- 0- 3-16/22】
勝率13.6%/連対率13.6%/複勝率27.3%/単回収率119%/複回収率94%
※過去10年















