傾向解説
2024年からJpnⅠジャパンダートクラシックのトライアル競走としての位置づけに変わったレパードS。ただ、レパードS自体の時期や条件は同じで、求められる適性の特殊性は10年前から変わっていません。本記事では血統面を中心に、レパードSのレース傾向を整理していきます。
レパードSが行われる新潟のダートコースは直線距離353.9mと中程度ですが、コーナー角がきついため機動力が重要な舞台。特にコーナー毎に大きく減速が求められる点は特徴的で、大回りかつ1ターンの東京ダ1600mで行われていた旧ユニコーンSとは正反対の適性が求められる舞台でした。
そのため、レパードSでは芝競馬のような脚をタメる適性が求められ、ダート重賞としては珍しいサンデーサイレンス系の活躍が目立つレースです。過去10年では4頭の勝ち馬が出ており、昨年も2頭の出走馬のうち6番人気のミッキークレスト(父ジャスタウェイ)が3着と好走しました。
また父サンデーサイレンス系ではありませんが、2017年11番人気ローズプリンスダムと2019年10番人気ハヤヤッコには芝での勝利実績があったことも、この適性予想の裏付けとなるでしょう。

<父サンデーサイレンス系の成績(過去10年)>
父サンデーサイレンス系【4-4-5-31/44】
勝率9.1%/連対率18.2%/複勝率29.5%/単回収率42%/複回収率113%
また、Robertoの血も好相性。Robertoの血を引く馬には立ち肩の機動力タイプが多く、2017年11番人気1着ローズプリンスダム(母父シンボリクリスエス)、2019年10番人気1着ハヤヤッコ(母父クロフネ)、2021年10番人気2着スウィープザボード(母母父ブライアンズタイム)、2024年11番人気2着サトノフェニックス(母父シンボリクリスエス)など二桁人気の好走馬も複数頭輩出しています。

<Roberto内包馬の成績(過去10年)>
Roberto【4-4-2-31/41】
勝率9.8%/連対率19.5%/複勝率24.4%/単回収率279%/複回収率116%















