8戦7連対のキャリアが光る
4日に京都競馬場を舞台に争われる天皇賞(春)(GⅠ・芝3200m)。第171回目を迎える伝統の一戦に中長距離路線から実力馬15頭が集結した。AI予想エンジンKAIBAはどの馬を本命に推奨したのだろうか。
AI本命馬:ヘデントール
●短評
美浦・木村哲也厩舎に所属する4歳のルーラーシップ産駒で、デビューから8戦7連対と高い安定感を誇る。出遅れて最後方からとなった青葉賞(8着)を除けば、昨年の皐月賞馬ジャスティンミラノと菊花賞馬アーバンシックにしか敗れていないキャリアは魅力的。アーバンシックや、前年覇者テーオーロイヤルら長距離路線の主役不在となるここはGⅠ制覇の絶好機となる。
また、菊花賞2着、ダイヤモンドS快勝の実績からは3000m級の戦いに一切の不安がない。芝2200m以上・4勝の母コルコバードから受け継ぐ長距離適性を武器に、最強ステイヤーの座に輝くか注目だ。
●データ
過去10年の年齢別成績を見ると4歳馬が【4-2-4-31】で、5歳馬と並び最多タイの4勝をあげている。さらに深堀りすると、勝ち馬4頭には「前年菊花賞3着以内」という共通点があり、条件該当馬は【4-0-2-9】勝率26.7%、複勝率40.0%、単勝回収率110%の好成績をマーク。4歳馬の勝利には必須条件といっていい。今年は5頭の4歳馬がエントリーしているが、データに合致するのはヘデントールのみだ。
ほか京都開催だった直近8回データでは、本馬の入った4枠が【0-2-3-11】複勝率31.3%、複勝回収率123%と優秀で馬券的にも面白い。勝ち馬こそいないが、該当16頭には1、2番人気が不在であり、20年11番人気2着スティッフェリオ、23年5番人気2着ディープボンドが激走した。馬番で見ても6番は【0-2-1-5】複勝率37.5%と良好。枠番の後押しにも期待が持てる。
AI予想エンジンKAIBA
◎ヘデントール
◯ショウナンラプンタ
▲マイネルエンペラー
△ジャスティンパレス
×プラダリア
《KAIBAとは?》
独自に開発した競馬予想AIエンジンである。過去数十年分のレース結果、競走馬、騎手、調教師、コース情報やタイム、天気や馬場状態など、ありとあらゆるレースに関する膨大な情報をAIが自動で学習し、予想を行う。これらの予想を元に、回収率を重視した買い目、的中率を重視した買い目を推奨する。
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