前走香港スプリント組が好相性
2025年3月30日に中京競馬場で行われる第55回高松宮記念。「55回」ということで、「5」の馬番や枠にどの馬が入るか気になるファンもいるだろう。そこで、改称前の「高松宮杯」も含めた過去のゾロ目回を調べてみた。結果は以下の通り。
第11回 枠連2-6 馬連2-6 ※当時は馬連未発売
第22回 枠連1-4 馬連1-8
第33回 枠連1-8 馬連1-18
第44回 枠連3-8 馬連5-17
悲しいほど、ゾロ目の数字が馬券に絡んでいなかった。やはり、信頼できるのはデータ予想ということで、今回も過去10回の成績を使って高松宮記念について検証していきたい。
☆所属
美浦所属馬2勝(4連対)、栗東所属7勝(15連対)、外国馬1勝(1連対)。東西の比較では、勝率と連対率で栗東、複勝率で美浦所属馬が上回っている。
☆性別
牡馬、セン馬が9勝(12連対)。牝馬は2020年モズスーパーフレアの1勝(※2位入線からの繰り上がり優勝)だけ。ただし、2着は7回あり、連対率では牡馬、セン馬を上回っている。
☆年齢
5歳馬が勝利数(4勝)、連対数(8連対)でリード。勝率、連対率、複勝率の項目でもトップだった。一方、8歳以上で連対した馬はいない。
☆前走クラス
勝ち馬が出ているのは、GⅢ(7勝)か、海外組(3勝)の2パターンだけとなる。
☆出走馬の主な前走
国内の有力なステップレースは、シルクロードS、オーシャンS、阪急杯の3つ。この中で、最も連対馬を出しているのが、シルクロードS(7連対)。勝ち馬を5頭も出しており、最有力ステップレースと考えていいだろう。
阪急杯は3連対、オーシャンSは2連対で、ともに勝ち馬は1頭だけ。このほかで目に付くのが、香港スプリント組。サンプルが8頭と少ないながら、2勝、3着1回とよく馬券に絡んでいる。
☆主な前走着順
4勝を挙げている前走2着馬が今回のプラスデータ。一方、前走9着以下だと勝ち馬が出ておらず、2着馬も1頭だけ。連対率が2.0%と低い。
☆前走人気
連対率が30.8%の前走1番人気(8連対)、勝率17.6%の同4番人気(3勝)馬をプラスデータとする。ほか、前走5~9番人気は勝ち馬なし、同10番人気以下は勝率、連対率ともに低い。
☆前走距離
阪急杯以外のトライアルレースが1200mということもあって、勝ち馬10頭中、9頭が前走1200mだった。前走でマイル以上を走って連対したのは、2018年の2着馬レッツゴードンキ(前走:フェブラリーS)だけとなる。
☆毛色
黒鹿毛、青鹿毛など、黒っぽい毛色の馬が苦戦傾向。前者は31頭が出走して1勝、2着なし。青鹿毛は勝ち馬が出ていない。
☆その他
前走で0.8秒差以上の負けだった馬からは勝ち馬が出ておらず、2着も1頭だけ。また、前走馬体重が460kg以下だった馬は該当22頭すべてが馬券圏外となっている。