唯一の重賞馬に向かい風のデータ
今週末は阪神競馬場で阪神大賞典が開催されます。重賞勝ち馬は6歳のブローザホーンのみですが、日経新春杯2着のショウナンラプンタやオーストラリアGⅠメルボルンC2着のワープスピードなど実力馬がそろうメンバー構成となっています。
実績を考えればGⅠ馬ブローザホーンの一強ですが、昨年の宝塚記念Vから京都大賞典11着、ジャパンC12着、有馬記念12着と3連敗。実績がある分、取捨に悩むところです。
<阪神大賞典、過去10年の年齢別成績>
4歳【4-4-2-11】勝率19.0%、複勝率47.6%
5歳【3-4-5-18】勝率10.0%、複勝率40.0%
6歳【3-2-3-22】勝率10.0%、複勝率26.7%
7歳以上【0-0-0-37】勝率0.0%、複勝率0.0%
データでは、当レースの年齢別成績からわかる通り若い方が良好。これは後半に末脚比べとなる分、スピードに分がある若い馬の方が有利になるのが要因と考えられます。
また、レースレベルが高い前走有馬記念の馬は【4-5-2-6】勝率23.5%、複勝率64.7%ですが、5歳以下【4-4-2-0】に対し、6歳以上【0-1-0-6】とここでも年齢で明暗。6歳のブローザホーンにとっては向かい風と言えるでしょう。
ちなみにブローザホーンは5月生まれなので人間と同じ数え方ならまだ「5歳」ですが、5月生まれの6歳でも【0-1-1-6】で0勝。遅生まれでも6歳は苦戦を強いられています。