芝1800mで3戦2勝
22日に中山競馬場を舞台に争われるフラワーC(GⅢ・芝1800m)。トライアルレースではないが、桜花賞やオークスを目指す陣営にとって賞金を加算する貴重なチャンス。様々な思惑が交差する難解な一戦だ。AI予想エンジンKAIBAはどの馬を本命に推奨したのだろうか。
AI本命馬:パラディレーヌ
●短評
栗東・千田輝彦厩舎が管理するキズナ産駒の3歳牝馬。デビューから一貫して京都芝1800mを走り、新馬戦こそ3着に敗れたものの、未勝利戦とつばき賞を連勝した。
今回が初の重賞挑戦となるが、未勝利戦は後続に4馬身差、つばき賞も3馬身差で完勝と直近2戦のパフォーマンスは目を見張るものがある。初の関東遠征など未知な部分もあるが、注目を浴びる一頭であることは間違いない。
●データ
過去10年データを見ると、前走重賞組が【1-3-2-28】勝率2.9%、複勝率17.6%と苦戦している一方で、前走1勝クラス組は【6-5-7-41】勝率10.2%、複勝率30.5%と中心視可能な成績となっている。
なかでも前走1勝クラスを勝った馬は【5-3-4-7】勝率26.3%、複勝率63.2%の好成績で、重賞実績馬よりも遅れてきた逸材が活躍する傾向にある。
また、トリッキーな中山コースとあって、前走4角3番手以内で立ち回ってきた馬が【7-5-4-48】勝率10.9%、複勝率25.0%をマーク。これを先ほどの「前走1勝クラス勝ち」と掛け合わせると【4-3-2-5】勝率28.6%、連対率50.0%、複勝率64.3%という強力なデータになる。唯一該当するパラディレーヌはデータ面でも目が離せない。
AI予想エンジンKAIBA
◎パラディレーヌ
◯ミッキーマドンナ
▲ジョスラン
△インヴォーグ
×エナジーショット
《KAIBAとは?》
独自に開発した競馬予想AIエンジンである。過去数十年分のレース結果、競走馬、騎手、調教師、コース情報やタイム、天気や馬場状態など、ありとあらゆるレースに関する膨大な情報をAIが自動で学習し、予想を行う。これらの予想を元に、回収率を重視した買い目、的中率を重視した買い目を推奨する。
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