先週の阪神競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山、阪神、中京での3場開催。ここでは先週の阪神競馬場の傾向を、枠順、脚質などの観点からまとめる。
芝のプラス傾向
上がり3位以内
【7-9-5-12】勝率21.2%、複勝率63.6%
先行
【6-2-5-25】勝率15.8%、複勝率34.2%
芝で注意したい傾向
上がり6位以下
【0-1-2-67】勝率0.0%、複勝率4.3%
追込
【1-1-2-28】勝率3.1%、複勝率12.5%
芝は先行馬が優勢。10レース中6レースで先行馬が勝利しており、複勝率も34.2%と高め。逃げは【1-1-0-8】とあまり結果を残していないが、ある程度前の位置で進めた方が有利だった。
ポイントになったのは上がりの速さ。6位以下だと【0-1-2-67】でほとんど馬券に絡んでいなかった。短距離戦はともかく、1600m以上ではスローペースになったレースも多く、上がり勝負になったのが要因と考えられる。
ダートのプラス傾向
8枠
【4-3-1-20】勝率14.3%、複勝率28.6%
先行
【8-7-6-28】勝率16.3%、複勝率42.9%
ダートで注意したい傾向
2枠
【0-1-1-19】勝率0.0%、複勝率9.5%
追込
【2-0-3-53】勝率3.4%、複勝率8.6%
ダートは外、前有利。1枠は【2-3-1-14】勝率10.0%、複勝率30.0%と良好だったが、2、3枠は【1-2-1-39】勝率2.3%、複勝率9.3%と苦戦した。1枠から好走したのは多くが逃げ、先行馬。前に行けない限り、内枠は厳しい。軸は外枠の馬たちがベターだ。
脚質別成績では芝以上に先行馬が優勢。差し、追込で好走するには流れを味方につける必要があった。そんななかで岩田康誠騎手が【2-0-0-1】勝率66.7%で、2勝はいずれも後方から挙げていた。同騎手の20年以降の阪神ダート成績を見ると、前走追込だった馬は【12-7-11-58】勝率13.6%、複勝率34.1%。前走で後ろだった馬に騎乗する際は面白いかもしれない。
傾向まとめ
芝:先行馬優勢、上がり重要
ダ:外、前有利。1枠からの好走には先行力が重要
特注データ
ダ:岩田康誠騎手の前走追込馬に注目
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