先週の東京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京、京都、小倉での3場開催。ここでは先週の東京競馬場の傾向を、枠順、脚質などの観点からまとめる。
芝のプラス傾向
1枠
【3-0-2-12】勝率17.6%、複勝率29.4%
先行
【5-5-3-31】勝率11.4%、複勝率29.5%
芝で注意したい傾向
6、7枠
【1-3-1-37】勝率2.4%、複勝率11.9%
追込
【0-0-2-46】勝率0.0%、複勝率4.2%
芝はやや内目の枠と逃げ、先行が有利。枠別でみると、勝利数は1~3枠が計7勝、4~5枠が計2勝、6~8枠が2勝となっていた。アタマ狙いならやや内目の枠を意識したい。
脚質では、追込を除いて逃げから差しまで複勝率はいずれも30%前後で並んだ。ただし、クイーンC勝ちのエンブロイダリー、共同通信杯勝ちのマスカレードボールなど、上級条件の勝ち馬はほとんどが先行していた点は覚えておきたい。
田辺裕信騎手が【1-2-0-3】の活躍。同騎手は23年以降、東京芝で【22-34-32-147】勝率9.4%、複勝率37.4%、回収率は単複プラスとなっている。馬券の観点でも狙い目のジョッキーだ。
本日開催のダイヤモンドSではダンディズムに騎乗予定。田辺裕信騎手は当レースで、23年に13番人気2着、昨年は5番人気4着と人気以上の着順に入っており、今年も期待が持てる。
ダートのプラス傾向
6、7枠
【7-3-3-39】勝率13.5%、複勝率25.0%
上がり2位以内
【8-6-7-6】勝率29.6%、複勝率77.8%
ダートで注意したい傾向
1~3枠
【1-6-5-62】勝率1.4%、複勝率16.2%
R.キング騎手
【0-1-0-6】勝率0.0%、複勝率14.3%
ダートは外目の枠、上がりの速い馬が優勢。枠別ではダートのセオリー通り、外>内の結果となっていた。特に、フェブラリーSが行われる1600mでは、1~3枠が【0-1-1-19】複勝率9.5%とかなり厳しい結果に。スタート後の芝区間を長く走れる外枠がかなり有利である点は覚えておきたい。
脚質は展開次第でどこからでも好走可能だったが、上がり3F順位が高いほど好結果につながっていた。長い直線で末脚をしっかり使える馬を選びたい。
R.キング騎手の不振が目立った。同騎手はフェブラリーSで優勝候補のコスタノヴァに騎乗するが、東京ダ1600mの通算成績は【1-3-1-22】複勝率18.5%と控えめ。平均5.6番人気に対し平均8.4着と人気を裏切る面もあることは覚えておきたい。
その他ではロードカナロア産駒が【3-0-0-2】と活躍。フェブラリーSでは前述のコスタノヴァや、昨年の根岸Sと武蔵野Sを勝ったエンペラーワケアが該当する。
傾向まとめ
芝:やや内目の枠、前有利
ダ:外目の枠、上がりの速い馬が優勢
特注データ
芝:田辺裕信騎手は23年以降、単複回収率100%超え
ダ:ロードカナロア産駒が絶好調
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