スタミナが問われる東京ダート1400m
結論から言ってしまおう。根岸S攻略のカギは“東京マイル実績”にある。
舞台となる東京ダート1400mのポイントは(1)直線が長い(2)急坂がある、の大きく2つ。したがって、短距離にしてはスタミナが問われるコースなのだ。
それゆえ好走馬は、スプリンターよりもマイル以上で結果を出している馬が多い。とりわけ注目は東京ダート1600mの重賞orオープンで結果を出している馬だ。
近年の根岸Sを振り返ってみよう。
<東京ダート1600mの重賞orオープン実績があった根岸S好走馬>※一部
2016年 グレープブランデー(10番人気3着、13年フェブラリーS1着)
2018年 ノンコノユメ(6番人気1着、15年武蔵野S1着)
2021年 ワンダーリーデル(10番人気2着、19年武蔵野S1着)
2023年 レモンポップ(1番人気1着、22年武蔵野S2着)
2023年 ギルデッドミラー(2番人気2着、22年武蔵野S1着)
2023年 バトルクライ(4番人気3着、22年ユニコーンS3着)
23年の1~3着馬(レモンポップ、ギルデッドミラー、バトルクライ)は、いずれも東京ダート1600mの重賞orオープンで3着以内の実績あり。
人気薄に目を向ければ、16年に10番人気で3着のグレープブランデー、18年に6番人気で優勝したノンコノユメ、21年に10番人気で2着のワンダーリーデルは、全て東京ダート1600mの重賞ウイナーだった。
昨年こそ東京ダート1400mでは異例の超スローペースとなったので“スプリンター寄り”の馬が上位を占めたが、これはレアケース。繰り返すが、根岸Sは距離適性が長めの馬、なかでも東京ダート1600mに実績がある馬を狙うのが常道となる。














