前年ダービー馬には逆らえない
2025年1月26日に中山競馬場で行われるAJCC(GⅡ・芝2200m)。26年ぶりの参戦となる「前年ダービー馬」ダノンデサイルを筆頭に、中山芝2200m重賞2勝のレーベンスティール、昨年の皐月賞2着コスモキュランダ、2022年の有馬記念2着ボルドグフーシュなどGⅠ級の好メンバーが顔をそろえた。SPAIA予想陣3人はどの馬に本命印を打ったのか見ていこう。
ダノンデサイルが本命印2つでリードしている。東大ホースメンクラブによると、当レースは過去10年で「4角2~4番手」の馬が8勝をあげ、複勝率は42.1%と高い。ポジション取りが明暗を分けるとし、先行力を重視した。「前走重賞3着以内」「4歳」といった好データに合致し、前走やダービーで前に行ったダノンデサイルを選んだ。前走の有馬記念では菊花賞馬アーバンシックなどの強豪に先着しているように、力さえ出せれば「ここでは格が違う」と述べた。
血統解説を連載している坂上明大氏はダノンデサイルを高く評価しつつも、ボルドグフーシュを上にとった。同馬はイクイノックスと同牝系に属し、父はAJCCのような「スタミナや底力が必要な舞台」で注目のRoberto系スクリーンヒーロー産駒。氏は「血統から見る舞台適性はメンバー中屈指の一頭」と評価している。
全員がレーベンスティールを2~3番手にあげており、ダノンデサイル、ボルドグフーシュも含めた3頭は軽視できない。以下、印はバラバラとなっており、3連系馬券なら紐は手広く買うのが良さそうだ。
AI予想エンジンKAIBA
◎ダノンデサイル
◯レーベンスティール
▲ボルドグフーシュ
△ディープモンスター
×マテンロウレオ
東大ホースメンクラブ
◎ダノンデサイル
◯ボーンディスウェイ
▲レーベンスティール
△エヒト
×ボルドグフーシュ
×マテンロウレオ
坂上明大(血統分析)
◎ボルドグフーシュ
◯ダノンデサイル
▲レーベンスティール
△コスモキュランダ
☆ビザンチンドリーム
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