キングノジョーに絶大な支持
2025年1月19日に中山競馬場で行われる京成杯(GⅢ・芝2000m)。23年のセレクトセール(1歳)で3.1億円の高値がついたキングノジョー、同セール2.7億円馬のパーティハーンといった超高額馬2頭や、レコード決着の葉牡丹賞でタイム差なし2着に奮戦したゲルチュタールなど素質馬たちが集結した。SPAIA予想陣3人はどの馬に本命印を打ったのか見ていこう。
本命2、対抗1と準パーフェクトの支持を得たのはキングノジョー。AI予想エンジンKAIBAと血統解説記事を連載する坂上明大氏が本命に指名した。新馬戦は直線で前が開くとジョッキーの指示に応え鋭く反応。ノーステッキのまま突き抜け快勝したように、魅力は十分だ。
坂上氏は自身のコラムにて、過去10年で6勝のRoberto内包馬をピックアップ。父シルバーステートでRobertoの4×4クロスを持つキングノジョーを「機動力型であり、馬体重444kgの小柄な馬体からも小回りの長距離戦がピッタリ」と評価している。
一方、東大ホースメンクラブはゲルチュタールを上に取る。レコード決着となった葉牡丹賞(1勝クラス)でタイム差なしの2着で走破した実績を評価。くわえて、過去10年データでは「前走2000mの1勝クラスで連対」した馬は【3-2-2-6】複勝率53.8%と優秀なことから、唯一該当するゲルチュタールに熱視線を送っている。
そのほかでは、友道康夫厩舎の良血馬パーティハーンに全員から重い印が回っている。
AI予想エンジンKAIBA
◎キングノジョー
◯パーティハーン
▲インターポーザー
△マテンロウムーブ
×センツブラッド
東大ホースメンクラブ
◎ゲルチュタール
◯キングノジョー
▲パーティハーン
△タイセイリコルド
×ニシノエージェント
×マテンロウムーブ
坂上明大(血統分析)
◎キングノジョー
◯パーティハーン
▲ゲルチュタール
△ガルダイア
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