トップハンデで好走する条件とは
12月14日(土)に中山競馬場を舞台に争われるターコイズS(GⅢ・芝1600m)。重賞に格上げされて今年で10回目になる牝馬限定戦だ。今年は古馬重賞を勝った馬が一頭もおらず混戦の様相を呈しているが、AI予想エンジンKAIBAはどの馬を本命に推奨したのだろうか。
AI本命馬:アルジーヌ
●短評
前走でカシオペアSを勝ったロードカナロア産駒の4歳牝馬。今夏のクイーンSで重賞に初挑戦し、7番人気3着と健闘した。通算成績は【5-2-1-2】で未だに掲示板を外したことがない安定感が魅力的だ。
今回はトップハンデでの一戦になるが、斤量55.5kgで済んだのは歓迎要素(なお、3歳なら54.5kgがトップハンデ相当)。機動力があり、スタートで多少後手を踏んでも位置を上げられる点は長所。これまで距離短縮では【0-0-0-2】だが、前走のワンターンの競馬で、ハイペースを先行して勝ったことから今なら対応可能とみる。
●データ
重賞に格上げ後、過去9回のデータで、トップハンデの馬は【1-2-1-12】で勝率6.3%、複勝率25.0%。なかでも、前走4角5番手以内なら【1-2-1-5】勝率11.1%、複勝率44.4%まで上昇、好走4頭すべてがこれに該当している。レース終盤である程度の位置を取れる馬なら、トップハンデであろうと問題ないということだろう。機動力がある本馬にはピッタリのデータだ。
ほか、4歳馬【2-6-4-33】複勝率26.7%、複回収率138%や、前走京都【5-1-2-27】勝率14.3%、単回収率155%など、高回収率データにも合致している。
AI予想エンジンKAIBA
◎アルジーヌ
◯ミアネーロ
▲ドゥアイズ
△アドマイヤベル
×ビヨンドザヴァレー
《KAIBAとは?》
独自に開発した競馬予想AIエンジンである。過去数十年分のレース結果、競走馬、騎手、調教師、コース情報やタイム、天気や馬場状態など、ありとあらゆるレースに関する膨大な情報をAIが自動で学習し、予想を行う。これらの予想を元に、回収率を重視した買い目、的中率を重視した買い目を推奨する。
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