GⅠ・2勝を含む重賞5勝
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
10月5日から27日までの開催9日間を振り返ると、またしてもC.ルメール騎手の活躍が際立った。日別の勝利数は2→6→0→2→4→3→3→2→1、6日の東京競馬では1日6勝を記録するなど月間最多となる23勝、年間では151勝まで伸ばして2位に30勝差をつける独走状態となっている。
ただ勝利数が多いというわけではなく、シックスペンスに騎乗して毎日王冠、チェルヴィニアで秋華賞、アーバンシックで菊花賞、ブレイディヴェーグで府中牝馬S、そしてアルテミスSをブラウンラチェットとのコンビで優勝。GⅠ・2勝を含む重賞5勝と大舞台でもその強さは際立ち、年間で重賞11勝、賞金ランキングもトップとなる3,119,730,000円を獲得している。
2位につける川田将雅騎手は、19日の東京3Rで入線後に落馬。翌日の菊花賞を含めて乗り替わりとなるアクシデントもあった10月だった。月間10勝で勝率26.3%と絶好調とまではいかなかったが、年間を通じては121勝という成績を残している。
3位は10勝を上積みして年間113勝とした戸崎圭太騎手。ステレンボッシュに騎乗した秋華賞は3着、ヘデントールと挑んだ菊花賞は2着とGⅠでは勝ち切れず、あと一歩という結果に終わったが、ジュンブロッサムとのコンビで富士Sを勝利した。
期間内の条件別騎乗成績を見ると、「宮田敬介厩舎」とのコンビで【3-0-0-0】とパーフェクトで単回収率393%、複回収率163%。また「芝で差し脚質」の馬に騎乗したケースでは【5-1-1-9】勝率31.3%、単回収率160%と好成績だった。