川田将雅騎手はJRA通算2000勝達成
2月は4週にわたって8日間の開催があり、最終週はサウジカップデーにリーディング上位騎手がこぞって参戦。それでも上位3人に順位変動はなく、2月全体を通じても活躍が目立った。その一方で混戦だった4位以下の争いは、最終盤に順位の入れ替わりが見られた。
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
1月に17勝をあげて好発進したC.ルメール騎手は重賞勝利こそなかったものの、サウジアラビアへの遠征で騎乗しなかった最終週を除いて3→3→1→2→3→2と6日すべてで勝ち星を掴んだ。14勝を上積みし、合計31勝。特に東京芝コースでは10勝、勝率34.5%、連対率51.7%、複勝率62.1%という素晴らしい成績を残した。また1月終了時は賞金ランキング3位だったが、507,627,000円でトップに浮上している。
2位の坂井瑠星騎手は3→0→1→0→1→3→0→0で月間8勝、年間成績では24勝としている。期間内にJRAでの重賞勝利はなかったが、サウジカップデーに行われたサウジダービーではフォーエバーヤングを勝利に導いた。直線外からジリジリと差を詰めて、内で粘るアメリカのブックンダンノをギリギリ捉える見事な騎乗だった。
3位は月間6勝、合計23勝とした川田将雅騎手。後半2週はカタールとサウジアラビアに遠征したためJRAでの騎乗は前半4日間のみだったが、クイーンズウォークでクイーンCを勝利。さらに11日の東京12Rをハードワイヤードで制し、史上9人目、現役では4人目となるJRA通算2000勝を達成した。
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
4位の戸崎圭太騎手は、1月終了時点ではトップ5圏外の7勝にとどまっていたが、ジャスティンミラノとのコンビで共同通信杯を制するなど、月間最多となる15勝をマーク。特に最終週は土曜日に2勝、日曜日に5勝の固め打ちで合計22勝まで勝ち星を積み重ね、一気に順位を押し上げた。
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
5位は19勝の鮫島克駿騎手。こちらも1月終了時で10勝とトップ5圏外だったが、2月に入り6勝を加算して迎えた最終週、土曜日に中山競馬場で2勝、日曜日は小倉競馬場で1勝をあげてランクインした。2月終了時点では小倉16勝と勝利数トップに立っている。冬の小倉開催は残り1週。このまま開催リーディング獲得なるか注目だ。