後半800mを45.9でまとめる
11月3週目は栗東・友道康夫厩舎が新馬戦3勝と大活躍を見せた。その中でも11月18日(土)の東京5Rに組まれた芝2000m新馬戦を勝利したキズナ産駒のジャスティンミラノをピックアップする。
デビュー戦の馬体重は500kg、14頭立ての11番枠からスタートしてT.マーカンド騎手が軽く促すと、スッと逃げ馬アルシャリフのすぐ外の2番手からレースを進める。1000mまでのラップは13.0-12.1-12.7-12.6-12.7(1:03.1)とスローペースで流れ、続く1200mまでの区間で13.0とさらに落ち込んだ。3番手にいたラスジャン、序盤は後方3番手を追走していた人気の一角ヘデントールが前に並びかけ、前4頭が並んで4角から直線へと差しかかった。
早めからマーカンド騎手が追い出して残り500mあたりで先頭に立つと、ラスト400mから200m地点で10.8を計時。最後は11.3とやや脚色が鈍ったが、外から迫ったヘデントールには差を詰めさせることなく1.3/4馬身差をつけて押し切った。勝ちタイムは2:02.0だった。
反応が鋭く機動力があるタイプというより、鞍上がビッシリと追ってここまで動かしたという印象。それでも10.8-11.3というラストのラップに加えて後半800m45.9も素晴らしく、かなりの能力を秘めていることは証明した。今後、更なる距離延長も歓迎というタイプだろう。