短距離戦の基本に立ち返る
JRA2歳戦最初の重賞、函館2歳S。毎年のことながら、キャリアが1戦か2戦の馬たちが大半なので、比較や傾向をみるのが非常に難しい。当日の馬体を見て考えたいレースというのが本音ではあるのだが、それでも傾向を見ていくと軸馬は絞れてくる。
まずは1200mの短距離重賞であること。短距離といえば大型馬のほうが活躍しやすい。函館2歳Sでも同様で、軽量馬が走れないわけではないが、過去10年で見ても馬体重460Kg以上が【7-7-6-58】。同期間7月の2歳馬の平均馬体重が約453kg前後であることを考えると、馬券圏内の3分の2は馬体重の担保がある馬が優勢となっていると言える。
次に早い時期の2歳重賞だけあって、デビュー戦を能力差で逃げ切ってしまった馬が多く登録してくる。初重賞で初めて控える競馬をすることになる馬が、果たして対応できるだろうか。過去10年のデータを見ても、前走が逃げだった場合は【3-4-3-48】で、先行は【7-6-7-57】。前走控えた馬の方が優勢の結果だ。
そして今週の函館は、執筆時点で土曜に雨模様。昨年、稍重馬場だったように、今年も絶好の良馬場というわけにはいかなさそう。開催も終盤のため、馬場状態的には力がいる方向にシフトしている。実際に昨年の勝ち馬ブトンドールは新馬戦で稍重を勝っており、3着馬オマツリオトコはダートで新馬戦を勝っている。馬場が重くなるのであれば、良馬場以外やダートの経験が活きる可能性がある。
馬体重460Kg、先行して新馬勝ち、新馬がダートか良馬場以外の芝。馬体重は新馬時を参考にするとして、この条件を満たしている馬を探すと、今年は一頭しかいない。