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【明日使える馬券トリビア】3歳未勝利戦で「初出走馬」を買うべきケース

2023 3/10 19:00SPAIA編集部
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馬券検討の役に立つ? トリビアを紹介

あなたの馬券検討の役に立つかもしれないし、立たないかもしれない競馬のトリビアを、データとともに紹介していく不定期連載。今回は「3歳未勝利戦」にまつわるトリビアを取り上げます。

初出走馬の取り扱い

現3歳世代の新馬戦は1回東京開催とともに終了。3歳未勝利戦で初出走馬を見かける機会が増えてきた。今回はこういった馬をどう取り扱うべきなのか、過去5年のデータを調べてみよう。

まず大前提として、3歳未勝利戦における初出走馬の成績はよろしくない。【104-63-79-2985】で勝率はわずか3.2%、単回収率49%、複回収率44%と低調だ。既走馬との経験値の差……とも言えるが、そもそも新馬戦にデビューが間に合わなかったということは、育成の進みが遅かった、もしくは頓挫などの「ワケあり」であることも少なくない。特段の事情がなければ“消し”でいい。

ただし、調教での動きなどから上位人気に推されているケースに限れば話は別。3番人気以内なら【49-16-15-121】で勝率24.4%、単回収率100%となっている。

もうひと押ししよう。初出走馬の成績は大ざっぱに言うと中長距離>短距離、少頭数>多頭数という傾向になっている。スタートから速い流れに乗らなければいけない、揉まれやすいレースより、のびのび走れる条件の方が経験値不足のデメリットが出にくいということだろう。

ということで、ややゴチャゴチャした条件になるが「3歳未勝利戦の初出走馬」は、「3番人気以内」「13頭立て以下」「1800m以上」がそろうと【12-7-2-11】で勝率37.5%、連対率59.4%、単回収率135%と黒字計上だ。頻繁に出現するわけではないものの、おおよそ月に1~3例ぐらいはあるパターン。見かけたら買ってみたい。



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