新馬戦のレベルを改めて証明
フリームファクシは未勝利戦で後続に0.4秒差をつける強い内容で勝利、グリューネグリーンはGⅢ・京都2歳Sを優勝。新馬戦で負かした2、3着馬が続々と好成績を残す中、12月3日(土)の中山競馬場、葉牡丹賞で2戦目を迎えたミッキーカプチーノ(栗東・矢作芳人厩舎)の走りに注目が集まった。
単勝2.8倍の1番人気の支持を受けてゲートが開いたが、あまり良いスタートではなく中団のインを追走。1000mの通過は1:00.0とペースは流れていた。
3角で戸崎圭太騎手の手が動き、そこから徐々にポジションを押し上げ4角では6番手。内から2頭目を回って直線に向くと、軽く仕掛けられただけで前との差を詰めて残り100mで先頭へ。最後は後続に3馬身半差、1:59.1という好タイムでの楽勝だった。
今回の内容からエンジンのかかりは決して早くなく、東京での新馬戦でラスト11.4-11.3-11.3だったことも踏まえると、広いコースの方がさらに良さが発揮できるタイプだろう。
それでも中山でレース後半11.9-11.9-11.8-11.5-12.0と11秒台のラップが4回続く流れをノーステッキで楽勝。大きい舞台が狙える器の持ち主であることは間違いない。18頭立てという多頭数のインで脚を溜める競馬を経験できた点も、今後に向けては大きなアドバンテージになるはずだ。

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)















