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競馬ファンもそうでない人も虜にする熱い名勝負!3選

2016 12/9 21:03
競馬
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Photo by beeboys/Shutterstock.com

競馬の楽しみをもっと知りたいと思ったことはないだろうか? 今回は、「初心者でも心が熱くなる名勝負3選」を紹介する。

G1では初の同着 アパパネとサンテミリオンの競り合い

まず名勝負というと、このレースを思い浮かべる人も多いと思う。それは2010年の第71回オークスだ。オークスは桜花賞、秋華賞と並び3歳牝馬トライアルとなっている。
この日、人気になったのは桜花賞を制したアパパネ。圧倒的な人気を集め、あっという間に1番人気になった。誰もがアパパネに注目している中、このレースで新たなニューヒロインが生まれた。サンテミリオンだ。サンテミリオンは前走のフラワーカップを3着で走り、このオークスに乗り込んできた。しかし、桜花賞を出ていないこともあり人気はあまりなかった。それをふまえての注目のレースだ。
スタートでは特に出遅れもなく、大方の予想通りニーマルオトメがハナを取っていった。アパパネとサンテミリオンは中団7,8番手の位置に構えた。前を行く二頭がペースを上げ、アパパネは少しポジションを下げた。3、4コーナーから徐々に各馬進出を開始する。アパパネとサンテミリオンもロスなく曲がり、直線では手ごたえ抜群で入ってくる。直線では残り200M。アパパネとサンテミリオンが抜け出し、あとは二頭の一騎打ちとなる。両馬一歩も譲らずゴール板を駆け抜けた。しかし、掲示板には着順が表示されない。
ここから長い長い協議の時間が続く。そして、掲示板にはアパパネとサンテミリオンが1着同着と表示された。G1での1着同着は史上初で今も破られていない。このレースは競馬ファンの脳裏に焼き付いている。

名牝のライバル対決 わずか2センチの競走劇

競馬にもライバル同士の競争がある。その中でも名勝負と言われているのが名牝ダイワスカーレットとウォッカの勝負だ。特に2008年の天皇賞秋は伝説と言われている。それまでの直接対決ではダイワスカーレットの3勝、ウォッカの1勝となっていた。両馬にとっても負けられない1戦だ。
スタートしてからいつものようにダイワスカーレットが先行していく。ウォッカは中団少し後ろに待機して一気にまくる。直線に入ると、やはりダイワスカーレットが伸びる。直線200M前の坂を上りウォッカが伸びてきた。ダイワスカーレットをウォッカが差すと、もう一度ダイワスカーレットが差し返して、もう一度ウォッカが伸びてゴールインする。
約13分間の協議の中、2センチ差でウォッカに軍配が上がった。この勝負は忘れられないレースになった。

王者の敗北 ディープインパクトとハーツクライの死闘

ディープインパクト。競馬を知らなくても名前を知っている方は多いと思う。それぐらいに有名で最強な馬だ。そのディープインパクトが唯一、負けたレースがある。それは2005年の有馬記念だ。
この日もディープインパクトの単勝は1.3倍で勝利は確実と言われていた。しかし、レースが直線に入ってきて一変する。ここで注目するのは前方3番手に位置していたハーツクライだ。そのハーツクライは打倒ディープとして先行していた。そして、いつものようにディープが追い込んできるが、ハーツクライが伸びそのまま勝ってしまったんだ。場内はもちろん日本中がどよめいた伝説のレースとなった。

まとめ

競馬にハマっていく過程にはいろいろなものがある。その中でもここで紹介した名勝負と言うのは競馬ファンだけでなく、競馬が分からない人をもとりこにしていくレースだったのだ。