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【競馬】あっと驚く大逃げの奇襲3選!

2016 12/9 21:03
競馬
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Photo by Standret/Shutterstock.com

観ている人が熱くなる、そんな競馬の走り方を知りたい人もいるのではないだろうか? 今回は、あっという間にレースが決まるかもしれない、歴史に残る「大逃げ」を紹介する。

なんとクィーンスプマンテ エリザベス女王杯での大逃げ

大逃げはG1では起こらないと思っている人も多いと思う。しかし、G1だからこその大逃げというのもある。その代表となっているのが、2009年のエリザベス女王杯だ。ここで注目してほしいのはクィーンスプマンテという馬だ。逃げて好成績を収めてきた同馬だが、実は前走、同じく大逃げを得意とするテイエムプリキュアに敗れている。そこで調教師から逃げ宣言がされていた。
レースが始まると大方の予想通り、テイエムプリキュアとクィーンスプマンテがハナを奪っていった。すんなり2頭逃げの形が作られるも後続馬は全く前を追わず早くも勝負は直線へ。猛然とブエナビスタが追い込んできたが、時すでに遅し。最後は並走していたテイエムプリキュアを突き放し直線の叩き合いを制した。このレースは競馬ファンの記憶にも記録にも残るレースにもなった。

大逃げの人気馬 ネコパンチの衝撃

ネコパンチ。競馬ファンでなくとも名前を知っている人はいると思う。この馬はもとより大逃げを得意としている人気馬だ。その人気馬ネコパンチが衝撃を与えたのは、G2の日経賞だ。このレースでは12番人気とあまり人気がなかったネコパンチ。不人気ながらも、騎手の穴男江田照男が騎乗するということで一部の競馬ファンからは注目されていた。
スタートから江田照男が積極的にハナを奪い、後続をどんどん引き離していく。1コーナーを過ぎると更にリードを奪い、向正面ではすでに10馬身以上の差をつけていた。実はこの日、前日に降った雨の影響で重馬場になっていた。これは大逃げを得意とするネコパンチには有利な条件。直線に入ると、後続馬が追い込みに入るが、重馬場の影響か全く足は伸びてこずネコパンチがそのまま逃げ切り勝ちを果たした。
このレースは数多い競馬ファンやネコパンチファンに語り継がれるレースとなった。

大逃げといえばこの馬 ツインターボの逃走劇

大逃げというと、この馬が思い浮かぶ人も多いと思う。そう、ツインターボだ。勝てば圧勝、負ければ大敗と極端なレースを演じ人気を博した。このツインターボがより一層に人気になったのが、1993年の産経オールカマーだ。
このレースでは、ツインターボの他にライスシャワーやシスタートウショウなどのG1馬が出走しておりツインターボは厳しいとみられていた。それでも手綱を握っていた中館騎手はマイペースに逃げ直線に入ってきた。直線に入ってくると、更にツインターボが加速する。結果を見てみると、2位に5馬身以上つける大勝。またも極端な結果にさらにファンが増えたレースだった。

まとめ

直線一気の追い込みも良いだが、大逃げで逃げ切るというのも見ていて気持ちいいものがある。好きな馬を見つけて競馬ファンになってみるのはどうだろうか。