大外から伸びるも3着
先週末も2場開催となり、新潟競馬場ではレパードS(GⅢ・ダート1800m)、札幌競馬場ではエルムS(GⅢ・ダート1700m)とダート重賞2レースが行われた。AI予想エンジンKAIBAが注目した本命馬の結果はどうだったのか振り返る。
3歳限定戦のレパードSでAIが本命に推奨したのはハピ。得意の左回り・1800mへの条件替わりと「前走JDD」「鳳雛S優勝馬」「前走馬体重460〜479kg」という好データに着目した。
スタート後は横一線の先行争いとなったが、1番枠だったヘラルドバローズがわずかに先頭。しかしメイショウユズルハも全く押さえる気配がなくピッタリと並びかけて2角から向正面へと入った。
この2頭が引っ張ったことによってハイペース気味。本命のハピは中団よりやや後ろの11番手のインでレースを進め、3角から徐々にポジションを押し上げていく。そして藤岡佑介騎手は直線に向いたところで大外へと持ち出した。
残り200mでレースを引っ張った2頭は後退。変わってタイセイドレフォンとカフジオクタゴンが馬体を併せて伸び、そこに勢いよく一完歩ずつハピが迫ってくる。
3頭によるクビ差ずつの接戦となったが、真ん中のカフジオクタゴンが1着、2着がタイセイドレフォン、3着がハピ。しかし、カフジオクタゴンには印を回せておらず、残念ながら予想的中とはならなかった。
勝利したカフジオクタゴンに騎乗していたのは、短期免許で騎乗している香港のC.ホー騎手。これが嬉しいJRAでの初重賞制覇、そしてモーリス産駒にとってもダート重賞は初めての勝利となった。