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【AI予想回顧】クイーンSはテルツェットが連覇達成 アイビスSDは人馬とも重賞初制覇

2022 8/1 17:00SPAIA編集部
2022年クイーンS1着のテルツェット,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ゴール前は大接戦

7月最終週となった先週末は2場開催。日曜日には札幌でクイーンS(GⅢ・芝1800m)、新潟ではアイビスサマーダッシュ(GⅢ・芝1000m)が行われた。AI予想エンジンKAIBAが注目した本命馬の結果はどうだったのか、振り返っていこう。

牝馬限定重賞・クイーンSの本命は、3歳馬ウォーターナビレラ。「前走東京コース」、「前走GⅠ」、「前走馬体重460〜479kg」という好データに加えて阪神JF3着、桜花賞2着という実績を信頼しての推奨だった。

抜群のスタートを切ったウォーターナビレラだったが、内から出ムチを入れながらローザノワールがハナを切る。2番手にメイショウミモザがつき、ウォーターナビレラはその直後の外目からレースを進める形となった。

2022年クイーンS、スタンド前,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


1000mの通過は1:01.2とスローペース、3角から徐々に前へと接近していき直線に向いたが、残り150mあたりで一杯となってしまい10着という結果だった。

2022年クイーンSに出走したウォーターナビレラ,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


ゴール前は大接戦。逃げ粘るローザノワールを挟んで、外から勢いよく迫るサトノセシルと最内からスルスルと伸びてきたテルツェット。最後は内外の際どい写真判定となったが、内のテルツェットが先着して連覇達成となった。

2着となった8番人気のサトノセシルも外から早めに動く競馬で力は出し切った。そしてクビ差の3着ローザノワールもマイペースに持ち込むとしぶといところを改めて見せつけた。

ヴェントヴォーチェは9着

新潟の直線コースを舞台に争われたアイビスサマーダッシュの本命はヴェントヴォーチェ。「5歳×関西馬」、「前走2番人気×関西馬」、「前走GⅢ」など複数のデータの後押しがあるうえ、直線競馬や高速馬場での実績を評価した。

昨年は内ラチ沿いを通ったバカラクイーンが3着に粘ったこともあり、今年は内に4頭、外に14頭と馬群が大きく離れてのレースとなった。

本命のヴェントヴォーチェは13番枠からスタートし、外の馬群の中団を追走。勝負所で追い出されると少しモタつく場面が見られ、そして進路も塞がるというレースとなってしまい、9着に終わった。

ゴール前、大外で逃げ粘るシンシティに、道中外側馬群の後方を追走していたビリーバーが一気にポジションを押し上げ、外から2頭目のコースから急襲。最後は1馬身差をつけた。

杉原誠人騎手は右手でガッツポーズ。杉原騎手はデビュー12年目、管理する石毛善彦調教師は29年目、そしてビリーバーは7歳にしてそれぞれ嬉しい初重賞制覇。

2着シンシティから半馬身差の3着には外側馬群の最後方から伸びたロードベイリーフが入り、7番人気→2番人気→14番人気での決着。3連単2670.6倍の波乱の決着となった。

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