ダッシュ力の違いでハナへ
先週末、唯一の重賞として行われたサマーマイルシリーズの第2戦・中京記念(GⅢ・芝1800m)。AI予想エンジンKAIBAが注目した本命馬は結果を残すことができたのか、レース結果とともに振り返っていく。
AIの本命はファルコニア。過去10年の同レースで6勝と圧倒的な成績を残す「5歳」というデータに加えて、過去5年の小倉芝1800m・OP以上という条件においても好成績を残す「川田将雅騎手」、「社台RH」、「ディープインパクト産駒」などのデータに期待しての推奨だった。
スタート後、すぐさまダッシュ力の違いでハナに立ったのはベレヌス。2番手にコルテジア、3番手にアーデントリーとベステンダンクが続いて出走16頭が向正面に差しかかる。
1000m通過は59.9。馬群は比較的密集したまま3角を迎えると、その後は11.4-11.3と加速。直線に向いて外からファルコニア、さらにミスニューヨークとカテドラルなども差を詰めてきたが、逃げたベレヌスは止まらず、そのまま逃げ切り重賞初制覇を達成した。
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
半馬身差の2着には4角10番手から伸びたカテドラルが入った。近走は結果が出ていなかったが、昨年に続いて2年連続の2着と小倉巧者ぶりを見せつけた。
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)