スタートで躓き落馬寸前
先週末はヴィクトリアマイル(GⅠ・芝1600m)と京王杯SC(GⅡ・芝1400m)と平地重賞2レースが行われた。果たしてAI予想エンジンKAIBAが注目した馬は結果を残すことができたのだろうか。
春の古馬牝馬女王決定戦、ヴィクトリアマイルでAIが本命に推奨したのはレイパパレ。「ディープインパクト産駒」「母父クロフネ」「前走大阪杯」など血統、ローテーション双方から信頼できるデータに該当していた。
そのレイパパレはスタートで躓き、落馬寸前のところから持ち直して3番手を追走。ハナを切ったローザノワールが12.5-10.8-11.4-11.6-11.7(58.0)と淀みのないペースを作り出し、隊列は変わらず直線へと向く。
直線で外に持ち出したレイパパレだったが、坂を駆け上がったあたりで手応えがなくなり失速。久々のマイル戦への挑戦は残念ながら12着に終わった。
前の攻防へと目を移すと、最低人気だったローザノワールがしぶとく粘るところにレシステンシアとソダシが追い上げ、3頭並んで残り200mを通過する。そこから最後まで脚色が衰えることなく突き抜けたソダシが後続に2馬身差をつけて勝利。桜花賞以来となるGⅠ・3勝目をあげた。
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
2着には6番手追走から直線では内に進路を切り替える場面もありながら伸びてきたファインルージュ、3着には2番手からしぶとく伸びたレシステンシアが入った。