あえての選択もアリ
今週末に行われる牝馬クラシック第一冠・桜花賞。今年はナミュール、サークルオブライフを中心とするチューリップ賞組が実力、人気とも中心を担いそうだ。ローテーションに見られる特徴を分析する。
「間隔を空けたローテ」が合言葉となる近年、桜花賞も例外ではない。昨年は阪神JFから直行の2頭がワンツー、20年は2月のエルフィンSを勝ったデアリングタクトが勝利。トライアルを叩いて本番を勝ったのは5年前のレーヌミノルまでさかのぼる。
やはり、ゆとりを持っての出走が好ましく、とりわけ「前走が阪神JFで連対」だと過去10年で【1-2-0-0】。まずはラブリイユアアイズが浮上する。
チューリップ賞組は【5-7-6-29】でもちろん存在感の大きいステップながら、最近は勢いがなく、可もなく不可もなし。
ほぼ壊滅状態のフィリーズレビュー組【1-0-2-49】は、そこで2番人気以下だと【0-0-0-45】、3着以下だと【0-0-0-33】。消してもいいと思われそうだが、実はこの2つを回避する「1番人気で連対した馬」は【1-0-2-1】とむしろ好走率が高い。今年はここにナムラクレアが合致。“あえて”フィリーズレビュー組から買うという選択もアリだ。
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