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【中央競馬】先週3月26,27日のレース傾向総まとめ

2022 3/31 06:00SPAIA編集部
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先週の傾向はこれでバッチリ!

高松宮記念をもって春の中京開催が終了し、今週は中山、阪神での2場開催となる。まずは先週末に行われたレースのうち、主に中山、阪神2場の傾向を騎手、脚質・枠順、血統の3項目に分けておさらいしていこう。

◆騎手
福永祐一騎手:先週の成績【5-0-2-11】
ルメール騎手や川田将雅騎手がドバイ遠征する中、国内にとどまって最多5勝を挙げたのは福永祐一騎手。継続騎乗の3鞍で3着、1着、1着と結果を出した一方、乗り替わりでは【2-0-1-11】とやや苦戦傾向だった(ほか、初出走馬で1勝)。

武豊騎手:先週の成績【1-3-3-3】
勝ち星は一つだけながら、複勝率70%と好成績を残したレジェンド・武豊騎手。特にダート戦では6戦に騎乗し、2着、3着3回ずつと全てで馬券絡み。先行争いには加わらず、中団以降から差してくる競馬で安定感を見せた。

◆脚質・枠順
阪神芝:外枠、差し有利
雨の影響を受けて、土日で様相一変した阪神の芝コース。土曜は毎日杯ピースオブエイトを筆頭に、5戦中4戦を4角2番手以内の馬が勝利。逃げた馬は【2-1-1-1】、唯一の着外も4着と前残り。しかし、日曜は4戦全てが4角7番手以下からの差し切り。6枠が1勝、8枠が3勝と完全に外差し有利の傾向に変貌した。連続開催の終盤だけに内が大きく回復するとも考えづらく、先週日曜同様の外差し馬場を想定しておきたい。

中山芝:非常に前有利
先週の中山芝は超のつく前残り馬場。全9戦で4角先頭の馬は【5-3-1-0】、勝ち馬9頭はいずれも4角2番手以内だった。ここまで極端な傾向はそうそうお目にかかれない。しかも今週はBコース替わりで、内側の馬場がさらに保護される。逃げ馬の一発には引き続き警戒したい。

◆血統
モーリス産駒:先週の成績【2-5-3-12】
大阪杯にジャックドールを送り込むモーリスは、先週の毎日杯でベジャールが9番人気2着と穴を開けるなど、複勝率45.5%、複回収率201%の数字を残した。ただ、阪神では直線の長い外回りに良績が集中しており、2000m戦が行われる内回りでは、今年に入って好走例がまだない。

余談だが、エフフォーリアの父エピファネイア、ジャックドールの父モーリスはともにロベルト系。ロベルト系の2頭がGⅠで1、2番人気に推されれば、2002年日本ダービー(タニノギムレット、ノーリーズン。ともに父ブライアンズタイム)以来、実に20年ぶりの出来事となる。

◆特注条件
◎武豊騎手×ダート戦
◎中山芝×4角2番手以内



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