大阪杯の重要ステップ
2022年3月13日に中京競馬場で行われる第58回金鯱賞。2016年までは暮れに行われていたが、2017年から3月開催となり、GⅠ大阪杯の重要なステップレースとして定着しつつある。
格や距離などは同じといえ、3月と12月(または11月下旬)では微妙な違いが出てくると思われるので、データごとに過去10年と過去5年に分けて検証していきたい。なお、2016年に3着同着があるので、過去10年の3着馬の合計は11頭となっている。
☆所属・性別
出走頭数は美浦所属馬が29頭、栗東所属馬は99頭。場所が東海地区の名古屋でも、栗東所属馬の方が3倍以上も多い。成績も美浦3連対(1勝)に対して、栗東所属馬は17連対(9勝)。出走頭数の多さを差し引いても、栗東有利と考えていいだろう。
性別は出走頭数128頭中、牝馬は13頭。連対したのは2頭で、リスグラシュー(有馬記念、コックスプレートなど)とデアリングタクト(牝馬三冠)、ともに2着。GⅠクラスの馬でも勝てていないのだから、GⅠ実績のない牝馬では苦戦必至だ。
☆年齢
最も好走率が高いのは4歳馬で9連対(6勝)。出走頭数は5、6歳の方が多いのだから、圧倒的と言わざるを得ない。3月開催となった2017年以降に絞っても傾向は同じ。なお、過去10年では12月開催分を含んでおり、参考に3歳馬の成績も掲載している。
☆前走着順
多くの重賞は前走着順のいい馬が好走する傾向なのだが、このレースは少し違う様子。前走1着馬は14頭いて、1、2着が1回ずつと振るわない。前走3着だと10頭中、2着が最高。結果を出しているのは前走2、4、5着馬。いずれも連対率が35%を超えている。
☆前走クラスと前走
前走と前走クラスについては、3月開催に変わった2017年から5年間のデータを参考にする。最も多く連対馬を出しているのは前走(国内)GⅠ組の5連対(4勝)。勝率や連対率でほかの組に大きな差をつけており、無条件で加点が必要。
レース別だと、有馬記念の3勝が最多。またオープンの白富士Sは【1-0-3-1】で、5頭中4頭が馬券対象となっている。逆に結果が出ていないのは前走GⅡ組。AJCCの【0-0-0-6】を筆頭に、該当する14頭すべてが馬券圏外となっている。
☆前走距離
このデータも2017年以降の5年間を参考にする。前走から距離が延びた馬は16頭いるが、馬券に絡んだのは2017年のロードヴァンドール(2着)だけ。あとはすべて圏外。同距離組も連対したのは2頭だけ。
連対馬を7頭(4勝)出している距離短縮組が大きくリード。距離短縮組で着外だった馬のほとんどはAJCCや日経新春杯、そして京都記念などのGⅡ組だから、それ以外の距離短縮組はさらに好走確率が上がることになる。
☆その他
そのほかで気になったデータを少々。ダイワメジャー産駒は【0-2-0-1】。サンプルは少ないが、出走してくればマークが必要(今年は該当馬なし)。また、勝ち馬10頭中、8頭が前走馬体重480キロ以上だった。一方、好走確率が下がってしまうのは中1週以内で出走した馬。ここから3着以内に入った馬は出ていない。