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毛色別獲得賞金ランキング! 白毛1位はソダシ、芦毛1位は13億9776万円を獲得したゴールドシップ

2021 9/7 17:00高橋楓
白毛・芦毛馬獲得賞金ランキング,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

白毛部門はやはり桜花賞馬「ソダシ」が断トツ!

京都競馬場の誘導馬の中にひと際目立つ1頭の白毛馬がいた。その名も「シロベエ」、別の名を「シラユキヒメの2008」。競走馬として競馬場を駆ける事は出来なかったが、その姿は見る者の眼を引き付けていた。

競走馬は大きく8通りの毛色で分類される。今回は白毛と芦毛の総賞金ランキングを探ってみたい。

白毛馬獲得賞金歴代ランキング


まず白毛馬限定のベスト5を馬名、誕生年、戦績、総賞金の順で紹介していく。

1位 ソダシ(2018年・7戦6勝・3億3714万)
2位 ハヤヤッコ(2016年・22戦5勝・1億4244万)
3位 ユキチャン(2005年・17戦5勝・1億2628万)
4位 シロニイ(2014年・37戦4勝・1億1052万)
5位 ブチコ(2012年・16戦4勝・6419万)

やはり第1位は2021年の桜花賞馬「ソダシ」が断トツとなった。白毛馬唯一のクラシックホースなだけに当然と言えば当然の結果だろう。

札幌記念では52kgとはいえ、ラヴズオンリーユー以下の並みいるGⅠ馬を完封し秋の飛躍を期待させた。白毛馬のランキングを見ると、分かってはいたがベスト5すべてが「シラユキヒメ」を起点とする一族であり、金子真人オーナーの持ち馬である。

シラユキヒメ繁殖成績


「シラユキヒメ」の母は未出走ながら繁殖入りしたウェイブウインド。祖母ストームアンドサンシャインは重賞制覇を含む北米10勝馬。繁殖入りしてからはスマイルアゲインやヘイローサンシャインといった種牡馬を輩出した。

その血統にサンデーサイレンスを配合したのだからノーザンファームの期待の高さがうかがえる。まさか、誕生した時に真っ白な白毛馬が誕生するとは夢にも思わなかっただろうが。

そんなバックボーンを持った良血馬のシラユキヒメが、繁殖入りした後に活躍馬を輩出する土台は十分だったのだ。産駒の戦績と総賞金を紹介すると下記のようになる。

2003年 シロクン(5戦0勝・0万円)
2004年 ホワイトベッセル(17戦3勝・2890万)
2005年 ユキチャン(17戦5勝・1億2628万)
2007年 ママズディッシュ(10戦0勝・565万)
2009年 マシュマロ(12戦2勝・2236万)
2010年 ブラマンジェ(3戦0勝・70万)
2011年 マーブルケーキ(24戦3勝・2750万)
2012年 ブチコ(16戦4勝・6419万)
2014年 シロニイ(37戦4勝・1億1052万)
2016年 ブッチーニ(10戦2勝・2275万)

JRAで10頭がデビューし、ママズディッシュを除く全馬が白毛馬というのも凄い事だが、産駒10頭中7頭がJRAで複数勝利をあげている事がより驚異的だ。

ちなみに父馬は2003年のシロクンがブラックホーク、2004年から2010年までがクロフネ、以降がキングカメハメハと、こちらもすべて金子真人オーナーが現役時代に所有していた種牡馬という事も見逃せない。

芦毛部門!トップは黄金船「ゴールドシップ」

芦毛馬獲得賞金歴代ランキング


次に芦毛馬のベスト5。馬名、誕生年、戦績、総賞金の順で紹介していく。

1位 ゴールドシップ(2009年・28戦13勝・13億9776万)
2位 クロノジェネシス(2016年・15戦8勝・11億2926万)
3位 メジロマックイーン(1987年・21戦12勝・10億1465万)
4位 オグリキャップ(1985年・32戦22勝・9億1251万)
5位 ビワハヤヒデ(1990年・16戦10勝・8億9767万)

トップは「ゴールドシップ」。この馬ほど記憶と記録の両面で愛された馬はいないだろう。まずはデビュー戦から4歳の宝塚記念までのGⅠ・4勝を含む[9-2-0-2]という圧倒的な強さ。そして4歳秋以降、GⅠを2勝しながら宝塚記念の歴史的出遅れ等の脆さが同居した[4-1-2-8]の成績。常にこの馬の馬券を買う時には「今日のヤル気は?」とハラハラした思い出が蘇ってくる。

第2位は現役最強馬の一角を担っている「クロノジェネシス」。賞金額は海外分も含まれているので概算となるが、国内だけでも10億2623万円なので堂々のランクインだ。2021年宝塚記念で牝馬初のグランプリ3連覇を果たし、今年の秋には日本ホースマンの悲願の一つである凱旋門賞制覇の期待がかかる。父バゴは凱旋門賞やパリ大賞典、ガネー賞などロンシャン競馬場を含む欧州のGⅠ・5勝馬。馬場適性も心配無用だろう。

第3位以降には正直、驚いた。賞金額が近年と昭和から平成初期までではまるで違う。特に一部レースではより顕著で、例えば有馬記念においては昭和63年(1988年)オグリキャップとタマモクロスの大激戦になった際は1着賞金9500万円。令和2年(2020年)は3億円だ。にもかかわらず、往年の名馬たちがランクインしてきた。第3位は「メジロマックイーン」。史上初の獲得賞金10億円超ホースである。祖母メジロアサマ、父メジロティターンから続くメジロ牧場の結晶ともいえる1頭だった。

第4位は「オグリキャップ」。言わずもがな第2次競馬ブームを代表する元祖アイドルホースだ。中央競馬で20戦12勝、地方競馬では12戦10勝2着2回。地方時代はマーチトウショウ以外には一度も負ける事無く中央入りを果たし、シンデレラストーリーを歩んでいく事になる。

第5位は「ビワハヤヒデ」。16戦10勝で故障引退となった1994年の天皇賞(秋)以外はすべて連対を果たし、15戦連続連対はシンザンに続く中央競馬史上2位の成績をあげている。福島県伊達郡桑折町の早田牧場本場で誕生した本馬。母パシフィカスが英国から輸入され北海道の早田牧場新冠支場へ輸送中に産気づき急遽本場での出産になった事で、戦後数少ない福島県産馬となった。願わくは、半弟ナリタブライアンとの兄弟対決を見てみたかった。

《ライタープロフィール》
高橋楓。秋田県出身。
競馬のWEBフリーペーパー&ブログ『ウマフリ』にてライターデビュー。競馬、ボートレース、競輪の記事を中心に執筆している。

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