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【ドバイ】矢作調教師インタビュー ジャスティン「いい感じ」、ラヴズオンリーユー「不安なし」 

2021 3/25 16:20三木俊幸
2021年3月25日、ドバイ・メイダン競馬場、矢作芳人調教師(左)と坂井瑠星騎手
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ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

日本の検疫で馬体が減るも回復「不安なし」

3月25日(木)のドバイ・メイダン競馬場にて、ドバイゴールデンシャヒーンにジャスティン、ドバイシーマクラシックにラヴズオンリーユーを出走させる矢作芳人調教師にお話を伺った。

──ジャスティンの調整の過程について教えてください。

矢作:ジャスティンについては、サウジアラビアのリヤドダートスプリント6着となった後にすぐにドバイに移動しました。ドバイに来た当初はリラックスし過ぎていて抜けているイメージだったけど、すぐにスイッチの入る馬なので、先週の追い切りからスイッチが入ってきて、いい感じで上がってきたなと思っています。あとは競馬の日にいかに落ち着いて臨めるかということを考えています。

──坂井瑠星騎手もずっと帯同されていますね。

矢作:やっぱり癖の強い馬なので、知らない人が乗るよりはずっとコンタクトを取っているので、プラスになることはあってもマイナスになることはないと思います。

──25日は馬場には入らなかった?

矢作:もう水曜日(24日)に追い切ってから、今日は運動で明日(26日)も厩舎周りの各馬場だけで馬場には来ません。

──続いてラヴズオンリーユーについてはいかがでしょうか?

矢作:正直なところ、日本の検疫で飼葉を食べなくなってドバイに来た時点では体は減りましたね。ただある程度計算どおりというか、去年も来ているので(レースは中止)、ドバイの良い環境に来れば食べだすだろうし、体も戻るだろう思っていました。その通り回復してきていますし、昨日も(24日)も速い時計で追い切れています。今朝の時点で478kg、競馬では480kg台まで戻せると思います。不安はあったんですが、ようやく戻ってきた感じです。あの体で行けるなら大丈夫だと思います。