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【AI予想回顧】スプリンターズS、シリウスSともに本命馬が勝利 消し馬の選択もバッチリ!

2020 10/5 17:00SPAIA編集部
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ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

スプリンターズSは◎▲で的中

10月3日(土)に中京競馬場ではシリウスS(GⅢ・ダート1900m)、4日(日)には中山競馬場でスプリンターズS(GⅠ・芝1200m)が行われた。AI予想エンジンKAIBAの予想結果はどうだったのか。秋のGⅠ開幕戦となったスプリンターズSから振り返っていこう。

本命は安田記念でアーモンドアイを撃破したグランアレグリア。能力面はもちろん、休み明けでも好走している点からも不安なしと判断した。対抗はライトオンキュー。昨年のキーンランドCでは後のスプリンターズS優勝馬、タワーオブロンドンと僅差のレースをしており、前走も時計のかかる馬場で2着と好走していたので、能力は通用すると分析。

3〜5番手には、前哨戦を勝利して挑んだダノンスマッシュ、レッドアンシェル、エイティーンガールを取り上げた。なお、2番人気に推されたモズスーパーフレアは、過去10年で【0-1-0-11】の北九州記念組ということと、配当妙味を踏まえて無印評価だった。

抜群のスタートを切ったのはラブカンプー。二の脚を使ってモズスーパーフレアが内からあっさりと交わしてハナに立ったかと思ったが、大外からビアンフェも負けじと食い下がり、前2頭が並走状態で後続を引き離していく。

後続勢は、ダノンスマッシュが4番手、その外にライトオンキュー、後方3番手にエイティーンガール、そして1番人気のグランアレグリアは後方2番手という隊列でレースは進み、前半600mは32.8とハイペースで通過する。

直線に向いて、粘るモズスーパーフレアを交わして先頭に立ったのはミスターメロディ。さらにダノンスマッシュも差を詰める。しかし、1頭だけ次元の違う末脚で瞬く間に交わしさったのは、4角15番手だったグランアレグリアだった。まさに圧勝、この一言に尽きる鮮やかなレースぶりでGⅠ連勝を飾った。

勝ちタイムは1:08.3。2着にはダノンスマッシュ、3着には道中最後方を追走していたアウィルアウェイが入線した。予想は◎▲で的中、無印評価のモズスーパーフレアも10着に敗れたので狙いはよかったと言えるだろう。だがモズスーパーフレアと同じく、データ上冴えない北九州記念組のアウィルアウェイに印を回すことはできなかった。

本命カフェファラオが勝利

1か月後に迫ったJBC、距離こそ100m短いが、12月に同じ中京コースで行われるチャンピオンズCにも繋がってくるダート重賞、シリウスS。AIの本命は、1番人気の3歳馬カフェファラオだった。

前走のジャパンダートダービーでは砂を被り続ける形で7着に敗退したものの、ここでも能力上位だと評価。加えて、過去10年のシリウスSでは「前走6〜9着馬」の単勝回収率が172%と高いというデータにも着目。対抗は8戦して全て3着以内と安定した成績を残しているダノンスプレンダー。以下、グレートタイム、メイショウワザシ、アルドーレまで印を回していた。

なお、ジャパンダートダービーで2着となったダイメイコリーダは無印。地方のダートでは適性を見せたが、JRAの舞台では2勝クラス2着が最高。AIの信頼度は高くなかったようだ。

後続に3馬身ほどのリードをとって逃げたのは、キメラヴェリテ。2番手にランスオブプラーナ、その直後にダイメイコリーダが追走する。印を回していた馬では、5番手の外にメイショウワザシ、そこから4馬身後方の8番手にカフェファラオ、さらに2馬身後ろにグレートタイム、後方3、4番手からダノンスプレンダーとアルドーレがレースを進める。

3、4コーナー中間でキメラヴェリテのリードは徐々に縮まり、先団馬群は密集。外からメイショウワザシが早めに進出し、前は3頭ほどが並んで直線に向いた。残り200mで内から抜け出したのはサクラアリュールだったが、外からジリジリと差を詰めてきたのはカフェファラオ。残り100mで交わし去ると、そのまま3/4馬身差をつけて勝利した。

勝ちタイムは1:57.8、2着はサクラアリュール、最内から差してきたエイコーンが3着と言う結果に終わり、3連単は65,830円という配当だった。こちらも、AIが消し評価を下したダイメイコリーダは最下位敗退となった。

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