スプリンターズSは◎▲で的中
10月3日(土)に中京競馬場ではシリウスS(GⅢ・ダート1900m)、4日(日)には中山競馬場でスプリンターズS(GⅠ・芝1200m)が行われた。AI予想エンジンKAIBAの予想結果はどうだったのか。秋のGⅠ開幕戦となったスプリンターズSから振り返っていこう。
本命は安田記念でアーモンドアイを撃破したグランアレグリア。能力面はもちろん、休み明けでも好走している点からも不安なしと判断した。対抗はライトオンキュー。昨年のキーンランドCでは後のスプリンターズS優勝馬、タワーオブロンドンと僅差のレースをしており、前走も時計のかかる馬場で2着と好走していたので、能力は通用すると分析。
3〜5番手には、前哨戦を勝利して挑んだダノンスマッシュ、レッドアンシェル、エイティーンガールを取り上げた。なお、2番人気に推されたモズスーパーフレアは、過去10年で【0-1-0-11】の北九州記念組ということと、配当妙味を踏まえて無印評価だった。
抜群のスタートを切ったのはラブカンプー。二の脚を使ってモズスーパーフレアが内からあっさりと交わしてハナに立ったかと思ったが、大外からビアンフェも負けじと食い下がり、前2頭が並走状態で後続を引き離していく。
後続勢は、ダノンスマッシュが4番手、その外にライトオンキュー、後方3番手にエイティーンガール、そして1番人気のグランアレグリアは後方2番手という隊列でレースは進み、前半600mは32.8とハイペースで通過する。
直線に向いて、粘るモズスーパーフレアを交わして先頭に立ったのはミスターメロディ。さらにダノンスマッシュも差を詰める。しかし、1頭だけ次元の違う末脚で瞬く間に交わしさったのは、4角15番手だったグランアレグリアだった。まさに圧勝、この一言に尽きる鮮やかなレースぶりでGⅠ連勝を飾った。
勝ちタイムは1:08.3。2着にはダノンスマッシュ、3着には道中最後方を追走していたアウィルアウェイが入線した。予想は◎▲で的中、無印評価のモズスーパーフレアも10着に敗れたので狙いはよかったと言えるだろう。だがモズスーパーフレアと同じく、データ上冴えない北九州記念組のアウィルアウェイに印を回すことはできなかった。