本命ポンデザールは4着
毎年豪華なメンバーが集結する札幌記念(GⅡ・芝2000m)。今年は12頭と少頭数となったが、大阪杯の勝ち馬ラッキーライラックなどGⅠ馬3頭が出走した。AI予想エンジンKAIBAの本命馬は、前走の札幌日経オープンをレコード勝ちして挑んできたポンデザール。
同馬は3戦3勝と札幌コースを得意としていることに加え、騎乗するルメール騎手は過去10年で札幌競馬場・芝コースでの複勝率が65.3%、管理する堀厩舎も40.7%と相性の良いデータがそろったことが推奨理由としてあげられる。対抗以下はラッキーライラック、ノームコア、カウディーリョ、アドマイヤジャスタという予想となっていた。
ハナを切ったのは、前走の函館記念でハイペースを刻んだトーラスジェミニ。1番人気のラッキーライラックは、それをピッタリとマークして2番手からレースを進める。AI本命のポンデザールはそこから3馬身ほど後ろの6番手外目を追走し、前半1000mを1:00.3と落ち着いたペースで通過していく。
残り800mの標識を過ぎたあたりから徐々にペースが上がり、ポンデザールの鞍上ルメール騎手の手が動き始め、左ムチが入る。今までであればここで脱落していったのだが、今回は最後までしぶとく粘り4着。馬券には結びつかなかったが、進境が伺えるレース内容だったと言えるだろう。
勝利したのは、中団のインコースをロスなく追走していたノームコア。横山典騎手が直線だけ外にエスコートすると、上がり34.5の末脚を使って、1:59.4というタイムで力強く駆け抜けた。さらに後方にいたペルシアンナイトが大外から伸びて2着、早め先頭に立ったラッキーライラックは交わされて3着に終わり、結果的に出走したGⅠ馬3頭が上位を占める形となった。














