数の上では前走桜花賞組が圧倒的有利だが……
5月24日にいよいよ優駿牝馬(オークス)が行われる。普段なら桜花賞、皐月賞の後はオークス、ダービまでわくわくするものだが、今年はコロナの影響で開催が行われるか不安になり、嫌なドキドキ感があった。馬主さんをはじめ、騎手、調教師、牧場関係者の方々の夢の舞台なだけに、開催されて何よりである。
さっそく当日まで覚えておきたい過去10年のデータ(2010年は1着同着)を見ていきたい。
まずは「前走レース別成績」。
オークスは3歳牝馬クラシック2戦目なので、桜花賞から来る馬の出走頭数が多い。成績は【7.4.5.63】と7勝もしているが、近年のトレンドは忘れな草賞。
こちらは過去10年で【3.0.0.7】で勝率が22.2%もある。今年の忘れな草賞の勝ち馬はウインマイティー。データ的には注目しておきたい一頭である。
続いて「人気別成績」。
1番人気の成績が【5.2.1.2】で複勝率80%で、2番人気の成績が【1.2.4.3】で複勝率70%とかなり優秀。過去4年は1番人気が4連勝していて、7年連続で馬券圏内に来ている。今年は桜花賞馬デアリングタクトが1番人気か?大胆に切るのは少々勇気がいる。
1番人気の成績がいいからと言って指をくわえて見ているわけにもいかないので、5番人気以下の成績も調べてみた。5番人気以下は【3.4.4.127】と11頭が馬券圏内に来ている。この特徴を調べてみると、前走1着馬が【2.2.0.32】と数の上では一番多い。
内容を見るとフローラS組が2頭、あとは忘れな草賞・スイートピーS組の2頭と、オークストライアルできっちりと結果を残した馬。もちろんレースの中身を精査する必要はあるが、トライアル1着馬には注意したい。